<全米オープン 初日◇17日◇ウィングド・フットGC(米国ニューヨーク州)◇7477ヤード・パー70>
世界アマチュアランキング1位で乗り込んだ大舞台。東北福祉大4年の金谷拓実は、2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」。2オーバーの暫定57位タイで初日を終えた。
最強アマチュア・金谷拓実のドライバースイング【動画】
世界一過酷な戦いといわれる本大会の第1ラウンドは、納得と悔しさが入り交じったものとなった。「途中までいいプレーをしていたんですが、最終ホールでダブルボギーを打ってしまって悔しい気持ちはあります」。イーブンパーで迎えた最終9番ホール。パー5でバーディが欲しいなか、ラフを渡り歩きスコアを2つ落とすことになった。
10番からのスタートとなった金谷は11番でバーディが先行。14、15番で連続ボギーを叩いたが、その後はパーで耐え抜いた。グリーンを外してもアプローチでしのぎ、後半の7番では6メートルを沈めてイーブンパーに戻した。それだけに、悔やまれる上がりとなってしまった。
課題として挙げたのはティショット。「フェアウェイに行くことが少なかったので、明日はしっかりと打っていけるように」。この日のフェアウェイキープは14ホール中4ホール。29%のキープ率ながら2オーバーというスコアは、裏を返せばグリーン回りのパフォーマンスが高いということだ。
傾斜が入り組み、硬く締まったグリーン上のパフォーマンスに自信を持てたことが、この日の収穫。「難しいパーパットもよく決めていたと思うし、明日もしっかり決めていきたいです」。あとはバーディチャンスをいかに多く作れるかが浮上のカギを握る。
「どんどんバーディを獲って、スコアを伸ばしてきたいです」と力強く先を見据える金谷。「予選通過をして、最終的にベストアマを獲れるように頑張ります」。これまで回ったコースで「いちばん難しい」と話すなかでも、目指すはアマチュアの頂点。2日目は日本時間の今夜午後9時29分スタート。最強アマチュアの底力を見せつける。
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