最新ゴルフニュース

激動の一週間で河本結が感じた手応えと課題　帰国前最後のメジャーに「このひと踏ん張りはマジで頑張りたい」

＜ショップライトLPGAクラシック　最終日◇4日◇シービュー・ドルチェホテル ベイC（ニュージャージー州）◇6190ヤード・パー71＞
「ショップライトLPGAクラシック」最終日、河本結は4バーディ・2ボギーの「69」でラウンド。スコアを2つ伸ばしてトータル4アンダーの40位タイで激動の一週間を終えた。
黄金世代随一のテクニシャン　河本結の最新スイング【連続写真】
色々な思いを感じた4日間だった。前回の「キャンビア・ポートランド・クラシック」では予選落ちを喫し「早く日本に帰りたい」と涙を流した。それから一週間、気持ちをリフレッシュして「とにかく気合」と迎えたのが今大会。ここ最近なかった感情が出てきた。
「久しぶりに自分のゴルフに思いっきり怒ることができた」と2日目を終えた後、悔しさが出るようになったのだ。この日のラウンド後も「バックナインもフロントナインもアンダーパーで回るっていうのだったので、その目標が達成できなかったので悔しいラウンドでした」と期待しているからこそ感じるものが戻ってきた。
一方でまだまだと課題に挙げるのが自信。「どこに打ったらいいか分からなくて、ミスパットしちゃうみたいな、悪循環がずっと今週続いていました」。昨年日本ツアーで見せていた堂々とした“らしさ”はまだ戻ってきていない。
「キャディさんも、いいプレーヤーは過剰なくらいの自信を持っているって言っています。やっぱりそうじゃないと気持ちも切りかえられないし、自分をヘタと思い込みすぎてもどんどん下がっていっちゃうだけですから。無理やり自信をつけずにもっと練習して成績を出して、自分に自信をつけていけたらいいなと思います」
とはいえ、ゴルフの調子も上がってきたことは、来週の海外メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に向けて好材料。これからコーチと合流することで、さらにギアを上げられそうだ。
「すごく調子は上向きにきていますし、来週の大会に向けてすごく状態はいいんじゃないかなと思っています。明日からまた練習ラウンドが始まるので、くよくよしている時間はないので、切り替えることが一番大事」
この大会を終えたら一区切り。日本へと帰国する。「最後のひと踏ん張りはマジで頑張りたい」。持ち前の強い気持ちで、節目の世界最高峰の舞台で自信を取り戻す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>