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小川厚が「66」で逆転! ティーチングプロ日本一の栄冠に輝く

<第22回PGAティーチングプロ選手権大会ゴルフパートナーカップ2020 最終日◇7日◇飯能GC(埼玉県)◇6910ヤード・パー72>
ティーチングプロの日本一決定戦、「PGAティーチングプロ選手権大会ゴルフパートナーカップ2020」は、栃木県宇都宮市のサンヒルズカントリークラブ所属の小川厚が「66」でラウンドし、逆転で初優勝を飾った。
小川はこの日、トップと3打差の1オーバー・13位タイからスタート。1番からいきなり3連続バーディを奪うと、前半を4つ伸ばして「34」で折り返す。後半の10番でボギーとしたものの、11番パー5でバウンスバック。後半も「34」でまとめてトータル5アンダーでホールアウト。後ろで回っていた選手が誰も追いつくことができず、小川の優勝が決まった。
今大会は12フィートの高速グリーンに、全選手が苦しめられた。優勝した小川も「初日は朝イチからファーストパットを3メートルオーバーして3パットをしまして、タッチが合わずにスコアを伸ばせませんでした。今日はしっかり距離を合わせることと、カップ周りはあまり切れないので、短いパットはカップを外さないように打ちました。やっと入ってくれたといいう感じ。普段なかなかこういう速さでプレーすることはないので、緩まないように気を付けていました」とパッティングを修正して勝利を探り寄せた。
2位と3打差で迎えた17番パー3では、リーダーボードが目に入った。「それまで2位との差がわからなかった。そうしたら3打差あった。乗せればいいやと思って(ティショットを)打ったら、体が止まって引っかけてしまった」とピンチに。それでも小川に焦りはなかった。「3打差とわかっていたので、2オン2パットのボギーでいいと思っていました」。ダブルボギーでもおかしくない状況をボギーで切り抜ける。
最終18番パー5でも「最初から刻むつもりでいました。セカンドは打てる位置にあればいいと思ってドライバーで打ちました」と無理はしなかった。2打目は7番アイアンで残り100ヤードに刻んで、「ちょうどウェッジのフルショットの距離で、気持ちよく打とうと思ってきっちり振りました」。その言葉通り、気持ちよく振り抜いた3打目を上りの3メートルつけてバーディで締め、再び2位との差を3打に広げた。
今大会の優勝で賞金100万円と、栃木県の日光カンツリー倶楽部で行われる来年7月の「日本プロゴルフ選手権」への出場権を手に入れた。「私は栃木県のサンヒルズカントリークラブさんに所属しています。だから狙っていました。普段お世話になっているお客さんにも応援に来ていただきたい」と喜んだ。日本一のティーチングプロの栄冠を勝ち取った46歳は、来年プロゴルファー日本一に挑戦する。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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