<日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 2日目◇9日◇サミットゴルフクラブ(茨城県)>
昨年シニアツアーデビューを果たした深堀圭一郎が、シニア初制覇にじわじわと歩みを進めている。
首位と3打差・3位タイから出た2日目は52歳の誕生日。初日の勢いそのままに駆け抜けたかったが、この日は「ずっとひどい内容のゴルフでした」と苦い表情。
「低気圧だと身体に力が入らないというのがあって、そこにうまく対応できませんでしたね」と、インスタートの前半をオールパーで終えると、12ホール目でようやくバーディが出てほっと一息。「ミスだらけなんですけど、その中でいくつか“ラック”に救われていた」。この日はバンカーショットが直接カップイン、長いパーパットが入るなど運が味方し、「70」と2つ伸ばして4位と上位をキープした。
レギュラーツアーではすっかりベテランの深堀だが、最近では「先輩に会うと、元気でいるためにはどうしたら良いかを聞くのが習慣になりました(笑)」とシニアツアーではまだまだ若手の立ち位置だ。「動く身体にして、明日からまた立て直したいです」と、シニアツアー初優勝に向けて“若手”の強さを見せつけたい。
以下、上位選手のコメント。
中山正芳(6アンダー・2位タイ)
「ショットがよかったですね。練習ラウンドで高橋勝成さんと行動をさせてもらって、今までにないヒントをいただいた。昨日は比嘉勉さんの 5アンダーを羨ましく見ていました。 今日も比嘉さんが 3 連続バーディで出ていったので、ついていけば、いいところまでいけるかなと思って、それがうまく力が抜けて良かったのかなと思います。いつも先輩たちにご飯をご馳走になっているので、少しでも上位にいって先輩たちに僕がご飯をご馳走したいなと思います」
清水洋一(6アンダー・2位タイ)
「アイアンが距離感も方向も良くて、あとはパッティング次第という感じでした。2 番ホールだけダフってグリーン外しちゃいましたけど、あとは全部パーオンしました。まだ明日は(台風で)できるか分からないので、日曜日が勝負になるかと思う。久しぶりにいいところでプレーできるので。勝ちたいです、勝っておかないと」
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