<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇10日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577ヤード・パー70>
ムービングデーに上位進出とはならなかった。24位タイから出た河本結は1バーディ・5ボギーの「74」。スコアを4つ落としトータル6オーバー・44位タイと大きく後退した。
精神面の課題が浮き彫りとなった一日だった。前日は前半を終えた後キャディから「忍耐強く頑張ろう」とアドバイスをもらい、後半で粘りを見せて「気持ちは120点でした」と話したが、1日でガラリと変わってしまった。
「気持ちが常にふわふわしていて、思い返しても自分のゴルフを思い出せないくらいの感じ。とにかく一生懸命準備してここに立ったのに、闘志が何もない状態で3日目を迎えることになって、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです」。最後まで集中力に欠いたままとなったしまった。
メンタルのコントロールがうまくいかない。前日のフロントナインでのプレーについて終わった後、チームで話した。その結果、「自分としては、今日はいらいらせずにプレーしようと思った。そうしたら、全然やる気がうまく持ってこられなくて」と持ち前の闘志が湧き出てこなかった。
「今日は自分のゴルフじゃなかったというか、ゴルフしている気分じゃなかったです。実際こういう気持ちになったのも初めてですし、この場所でこうして自分がこういう気持ちでプレーしていることにがっかりしています。この舞台でそういうプレーをしてしまったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
悔しさ、申し訳なさが募るばかりだが、あと1日残っている。「とにかく明日は一生懸命やるしかないので、残り18ホールは楽しんで思い切りプレーしたい」。この大会が終われば日本に帰国予定。長かった異国の地での戦い。最後に飛躍のヒントをつかみたい。
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