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こんな状況だけど… 選手会長が掲げる理想は「ファンとの距離が近い試合をつくりたい」

第3回では外国籍選手の入国問題に奔走したジャパンゴルフツアー選手会と日本ゴルフツアー機構(JGTO)のお話をしました。先週開催された「日本オープン」には間に合いませんでしたが、11月に行われるジャパンゴルフツアーのビッグトーナメント「三井住友VISA太平洋マスターズ」と「ダンロップフェニックストーナメント」に多くの外国籍選手が出場する予定です。
これまでのようにギャラリーの歓声や拍手が響くような大会の開催が待たれるわけですが、まずは一歩目を進み始めたところです。すでに2020年と21年のシーズン統合が発表されており、一度12月上旬で20年の試合は終了しますが、来年に向けてやるべきことも多くなっていきます。
選手会としても、未曾有のコロナ禍のなかで何ができるかが課題。そんな選手会をまとめるのは、今年から選手会長に就任した時松隆光選手です。就任早々、コロナ禍に見舞われましたが、ここまでどんな活動をしてきて、これから選手会長としてどんなことをしていきたいのか、じっくりと話を聞いてみました!
■え?私ですか? 選手会長に選ばれたときの心境は?
記者「時松会長は今年はじめて選手会長に就任しましたが、そのときはどう思いましたか?」
時松隆光会長(以下、時松)「今年、はじめて選手会の理事にも選ばれて、1月23日の理事会で会長にも選んでいただきました。若手がやったほうがいいという意見が出たなかで、私を指名していただきました。大役だというのは重々承知していましたが、やってみたい気持ちもありましたし、池田勇太さんや石川遼さんからもフォローするからというお言葉をいただいたので、『それならお願いします』ということになりました」
記者「選手会長という役職についてはどのようなイメージを持っていましたか?」
時松「私は2012年くらいからチャレンジツアー(現AbemaTVツアー)に出場していましたが、その会場にも当時選手会長だった池田さんが来られて、いろんな選手の話を聞いていました。レギュラーツアーの選手からの話もいろいろとあって、それらを調整するのが、大変そうだなと思っていましたし、前会長の石川さんを見ていてもゴルフ以外のことでもやることが多くて大変だなと思っていました」
――
これまで理事にもなっていなかった時松選手に、なぜ白羽の矢が立ったのか。これまで選手会の話を詳しく説明して頂いている池田副会長兼事務局長に聞いてみました。
「石川前会長は、選手会長として2年間やってきたことがありました。会長としてそれまでやってきた事、やりきれなかった事を2020年シーズン以降も継続して進めて行きたいという気持ちがありました。そこで、私に選手会長をやってもらい、それらを引き続き進めて行きたいとの希望があったようです。ただ選手会も事務局に問題を抱えていましたし、私の経験上、それらの業務を会長という役職で、なおかつ兼務して行う事はなかなかむずかしい。それなら若い選手に会長になってもらい、私と石川選手は副会長のポストに収まり、理事全員でバックアップしていこうと言う事になりました。」(池田)
2013年から15年まで3年のあいだ選手会長を経験している池田選手にとって、選手会長は選手会のいわば“顔”。それをサポートし、実務を行うのが理事たちの役目という考えもあり、ツアーでも人気があり実績もある時松選手を会長に立てることに。その結果、石川選手は小鯛選手・市原選手とともに選手会ファンプロジェクトを、池田選手は副会長兼事務局長となったのです。
■就任早々のコロナ禍 会長として主催者への対応にも奔走
記者「ここから再び時松会長にお聞きしていきたいと思います。就任してまもなく、ゴルフ界もコロナでストップしてしまいました。いろいろと大変だったのではないでしょうか?」
時松「はい。私は福岡に住んでいるので、なかなか東京に行くのが難しい状況になってしまいました。そのため行事などヘの出席については、池田、小鯛両副会長をはじめとする選手会理事の方々に協力をいただきました。私自身としては、1月29日に都内にある旧高松宮廷で、『高松宮妃癌(がん)研究基金』へのチャリティ寄贈式に出席したのが公での初仕事でした」
記者「そのときは確か日帰りでしたよね。しかし、そのような行事もコロナ禍でなくなってしまい、試合もなくなってしまい…」
時松「はい。そのため、中止や延期となったレギュラーツアー、AbemaTVツアーの主催者様や特別協賛社様には、まずご挨拶のお手紙を出させていただきました。本来であれば直接ご挨拶に伺えたら良かったのですが、コロナ禍の影響でそれも出来ませんでした。」
――
年間25試合を予定していたジャパンゴルフツアーですが、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」から9月に行われた「フジサンケイクラシック」までのあいだ、さらにはすでに中止や延期となってしまった秋の大会の主催者への対応も行ってきました。「各大会事務局にも協力をお願いして、皆さまにこれまでの感謝と今後の変わらぬ支援をお願いしました」(池田)。選手会はその様な活動を地道に続けてきました。
今季の残り試合は限られていますが、来年の大会開催について、時松選手は会長としてどのようなことをしていきたいのか。池田選手は会長就任時に「試合数を増やしたい」と公約しスポンサー営業も積極的に行いました。石川選手はファン層の拡大を掲げ、様々なアイデアを実行に移しました。では時松会長は何を目指すのか。
■会場で選手とギャラリーの距離を近づけたい
記者「試合がない中でできることは限られていますが、今後試合がいままでどおりに開催されたとき、時松会長はどういったことに取り組むのでしょうか」
時松「私は2018年にPGAツアーに出場しましたが、選手とギャラリーの方の距離がすごく近いと感じました。日本だと地形の問題もあったりするかもしれませんが、傾斜地を歩いたり大変なこともあります。実現できるかは分かりませんが、ギャラリーロープをもう少しフェアウェイ寄りにすれば、もっと男子プロのすごさを感じてもらえるのではないか。いまはそういうことを考えています」
記者「男子プロのパワー、そこから生み出される音や雰囲気を感じてほしいということですね」
時松「金谷拓実選手もプロ転向しましたし、若手選手からシニアツアーでも活躍している幅広い層の選手たちのプレーが見られると思っています。今年の試合に関しては残念ながらテレビで観戦していただき、選手である我々は試合で全力を尽くし、来年会場に来ていただいたときには『男子プロってスゴイね』といってもらいたい。そのためにも、ファンの皆様との距離を近づけることが大事だと思っています」
――
厳しい年に選手会長に就任した時松選手。試合も行事も中止が相次ぐ緊急事態だったからこそ、考える時間もありました。プロスポーツはファンあってのもの。そしてゴルフの醍醐味を伝えるための舞台は試合であること。経験豊富な年上の理事たちともに、斬新な発想で男子ツアー改革に乗り出していきます。
次回は、そんな時松会長が実際に行事に出席する模様をお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください!
【歴代の選手会長】※1999年のJGTO発足後
倉本昌弘1999年&2012年
湯原信光2000年
片山晋呉2001年
伊沢利光2002年
佐藤信人2003年
手嶋多一2004年
横田真一2005年-2006年
深堀圭一郎2007年&2010年
宮本勝昌2008-2009年&2011年
池田勇太2013-2015年
宮里優作2016-2017年
石川遼2018-2019年
時松隆光2020年-
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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