<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇22日◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073ヤード・パー72>
新シーズンを迎えている米国男子ツアー。小平智はここまで2試合に出場しともに予選落ち。調子自体は悪くないなかで迎えた今週は、初日から内容と結果が結びついた。7バーディ・3ボギーの4アンダーで回り、首位と4打差の17位タイと上々のスタートを切った。
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出だしから連続バーディ。ボギーを1つ挟んでその後も3バーディを重ねて、前半を4アンダーで折り返し。後半に入ってもバーディが2つ先行する展開で一時は6アンダーまで伸ばした。「前半から流れに乗れたので良かった。後半ちょっとティショットで安定していなかったのでボギーを打っちゃいましたけど、いいパーパットを入れられたので、きょうは結構手応えのあるラウンドだった」。13番、18番をボギーとしたが、満足の表情を浮かべた。
前半はチャンスを見事に決めた。「狭いし、ターゲットがとりやすいので、気持ちよくゴルフができています。ハザードがあって結構シビアなホールも何個かあるので気が抜けないですけど、楽しいですね」。飛距離よりもピンポイント攻略が必要となるコースがプレースタイルにも合っている。
スコアを落とした終盤でも、17番パー3ではラフに打ち込みアプローチも7メートルオーバーしたが、これを沈めてパー。しぶといゴルフも見せ、流れを断ち切ることなく一日を終えた。
「久々に気持ちいいスタートができたので、このままの流れに乗ってやっていきたい」と表情も明るい。今大会は主催者推薦での出場。「推薦してもらったからには、成績で返さなきゃいけない。出るだけというのは、あまり好ましくない。やっぱり成績で返したい。4日間集中してやっていきたい」。見据えるはもちろん上位争いだ。
2018年4月の「RBCヘリテイジ」で米ツアー優勝を果たしてからは苦戦が続いてきたが、そろそろ結果がほしい。今季は昨季の出場資格が持ち越され来年夏までの出場権は残るが、いち早くシードを決めたいところ。そんな中での好スタートに気持ちは高まる。
「4日間予選カットもないですし、ガンガン伸ばしていくだけ。いっぱいバーディを獲って、上を目指して頑張ります」。久々の上位争いに向け、伸ばすのみだ。
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