<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇29日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>
何気ない会話や質問に対する回答がウィットに富んでいて、会見を開けば日本のみならず海外記者をも爆笑させた“渋野節”。今季はなかなかその姿や声をお届けできていないが、「樋口久子 三菱電機レディス」で久々に国内ツアーに出場することになっても、その“切れ味”が衰えることはない。
渋野日向子のドライバースイングを米国で撮影【連続写真】
大会開幕前日は、大親友の大里桃子と10番から練習ラウンドをスタート。最終調整に余念のない二人は時に笑顔で会話をしながら、楽しそうにホールを進めていった。そんなあるホールでの一コマをご紹介。
大里がティイングエリアで自分のキャディバッグの下のほうを見るようキャディに言われた瞬間。「ヒャッ!」と小さく驚いた。そして、その横にはクスクス笑う渋野の姿があった。
実はこれ、バッグの横にヘビのおもちゃが置いてあったのだが、これはぜんぶの渋野の仕業。「4月か5月ごろ後輩と100円ショップでヘビを買って、トレーナーさんがヘビが大嫌いだったので、そこでいろんな人を驚かすようになって、車にのっていたので桃子を驚かせようと思って」と、おちゃめないたずらだった。
「桃子がティショットを打っているあいだにバッグの下に置いて、桃子のキャディさんが『下見て』と言ったときにすごいかわいい驚き方をしていたので、良かったなと思いました(笑)」
二人の仲がよ〜く分かるシーンだったが、大里には一つ不満が?
渋野は約2カ月間の海外遠征に出ていたのが、「お土産がなかった」とのクレームが…。これに対し渋野は「忘れていました(笑)。余裕がなかった、すみませんでした」と謝ったのだが、遠征期間中は基本的にコースとホテル以外の外出は控えていたのに加えて空港のショップも営業しているところが少なかったためと判明した。「誰にも買ってきていないです(笑)」と弁明したが、成長して帰ってきた渋野の姿を見られただけでもいいお土産ということにしておきましょう。
帰国後の過ごし方について聞かれた際には、「韓国ドラマを見て心が癒やされました」。それだけはなく、「ちょうどPGAツアーのZOZOチャンピオンシップがあったので、朝、コーヒーを飲みながら見たり」と、有意義なモーニングも過ごしたよう。ちなみに、米国では目玉焼きをつくったり料理にも挑戦したが、「朝はやっぱりどうしても起きることができなくて、起きたらもう目玉焼きができていました(笑)」。母の優しさに心穏やかに、優雅な朝を迎えていたようだ。
帰国早々から周囲を笑わせる渋野。ここから国内5連戦に臨むが、しばらくはゴルフ以外のトークやユーモアあふれる行動でも楽しませてくれそうだ。
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