<ヒューストン・オープン 事前情報◇4日◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432ヤード・パー70>
アダム・スコットがコロナ感染から復帰、マスターズに向けて新ボールと1Wを手にし「今週はとても重要になる」
2週前の「ZOZOチャンピオンシップ」開幕前に新型コロナウイルスの陽性が確認されたアダム・スコット(オーストラリア)が、現地時間の5日(木)に開幕する「ヒューストン・オープン」でツアー復帰する。
「マスターズに向けての準備は狂ってしまった」と本来はZOZOチャンピオンシップのあとにオーガスタナショナルGCへ練習ラウンドに出かける予定だったが、変更を余儀なくされた。陽性となったロサンゼルスで10日間の自主隔離、「最初の24時間は熱と頭痛があったが、すぐに回復した」と大事には至らなかったという。
隔離中は室内用のパッティングマットを購入し、ホテル内でじっと過ごした。隔離終了後は自宅に戻ってからは屋外での練習が可能となり調整したが、「10日間、練習もできなかったことで(マスターズに向けての)調整は後退したのかもしれないが、実際にクラブを振ってみるととてもいい感触だった。少なくとも気持ちはとてもリフレッシュしている」と表情は明るい。
もともとマスターズ前週のヒューストン・オープンはプレーを予定していたが、今週は「新しいボールとドライバー」を手にした。理由はブライソン・デシャンボー、フィル・ミケルソン(ともに米国)らと同じく飛距離を稼ぐため、「秋のマスターズはコースの軟らかさからランがでずに春よりも距離が長くなるといわれているから」とスコットも飛距離を求める。
「今週はとても重要な1週間になる」と100%の回復を目指す。(文/武川玲子=米国在住)
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