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“48インチ封印”でもドライバー大荒れ 2アンダー発進のデシャンボーは「僕のベストじゃない」

<マスターズ 初日◇12日◇オーガスタナショナルGC(米国ジージア州)◇7475ヤード・パー72>
大会前に注目が集まったブライソン・デシャンボー(米国)の“48インチ”ドライバー投入は実現しなかった。
紅葉がきれい 秋のオーガスタはこんな感じです【写真】
代わりに手にした45インチのドライバーも序盤は乱調だった。出だしの10番パー4で1.5メートルのバーディパットを外すと、11番はティショットを左に、13番パー5は右の林へ。ここからグリーン奥のブッシュに打ち込むとアンプレアブルし、第4打もグリーンを捉えられず「7」のダブルボギーと手痛いミスだった。
18番も3Wで左に曲げるなど精彩を欠いた。後半に入ってもバーディパットがなかなか決まらず苦しい展開となったが、それでも終盤に粘りを発揮し8番パー5で2オンしてバーディ、最終9番も2メートルを沈めて連続バーディ。「70」で締めくくった。
「最後までしっかりと我慢できたことはとてもよかった」と2アンダーのスコアにほっとした表情。注目の48インチドライバーは、開幕前に練習場で打ち手応えを感じていたが、「100%の準備ができていない。今週に間に合わせたかったが、45インチのドライバーでもたくさんのバンカーを超えて行けると分かった。このスコアには満足している」と納得顔だった。
しかしながら、初日のドライバーショットに関しては「ぜんぜん良くなかった。僕のベストじゃない。スイングに違和感もあった」と不満。だが、終盤はそのスイングを修正できたことで連続バーディにつなげた。
ダブルボギーにした13番はラフからグリーンを狙ったがグリーンオーバー、暫定球もグリーン前のクリークに落ちるなどミスを連発した。第2打はかろうじて見つけることができたが、「見つからなければどうしよう、ととても心配した。暫定球もクリークに入れていたから」。結果はダブルボギーだったが、もっと悪いケースも考えられただけに、ブッシュに入ったボールをキャディが見つけると「ほっとした」という。
「このコースは思いきって攻めて行けるがミスをすると痛手が大きい。でも、4日間あると思い焦らなかった。明日はもっと良いプレーができると思う」とデシャンボー。追い上げに期待だ。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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