<コスモヘルスカップ シニアトーナメント2020 初日◇13日◇越生ゴルフクラブ(埼玉県)◇6922ヤード・パー27>
今年の「日本シニアオープン」を制し、他の大会も上位入りを果たしてきた絶好調男・寺西明(54歳)が、今大会でも8バーディ・2ボギーの「66」をマークし、6アンダーで単独首位発進を飾った。
スイングの参考に! 寺西明のドライバーショット【連続写真】
会場となっている越生ゴルフクラブ(埼玉県)だが、2017年のシニアツアー「ISPS・HANDA CUP・フィランスロピー シニアトーナメント」が行われており、このときに寺西は予選落ちを喫している。
「狭いし、長いし、グリーン難しくて三拍子そろっていますから。2017年の試合のときはダボ、トリが頻発した。でも、同年の最終戦いわさき白露シニアゴルフトーナメントで優勝したので、逆に思い入れがあった。今日はコース攻略ができた感じがします」
と、初日の好発進に満足げ。しかし、話が日本シニアオープンに及ぶと表情が引き締まった。
「シニアオープンで勝つと余裕が生まれる? 余裕もそうですけど、逆にプレッシャーにもなりますね。見られ方も変わってきますし、先輩からの目も優しさもあれば厳しさもある。それに応えられるようにしたいですけどね」
ゴルフを始めたのが30歳からで、関西のトップアマからシニアツアー出場を目指し、49歳でプロテストに合格したという異色の経歴。確かにプレッシャーもあるだろうが、周りに比べてゴルフ歴が短いぶん、今はプレーが楽しいのではないか。その証拠に、
「明日? そのままいきますよ(笑)。楽しめたらいい。結果はどんな形でも受け入れる準備はできている。結果は結果なので。楽しみます」
“エンジョイ”を強調してコースを後にした。
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