来年1月に就任が予定されている次期米大統領のジョー・バイデン氏もゴルフ好き。そのバイデン氏がホームコースとしているデラウェア州のウイルミントンCCで、2022年のPGAツアー「BMW選手権」が開催されると同ツアーが発表した。
BMW選手権はプレーオフ3戦の第2戦目で、デラウェア州でPGAツアー開催は初となる。
デラウェア州はワシントンDCからも程近く、北側はニュージャージー州とペンシルベニア州、南西にメリーランド州に囲まれた米東海岸の小さな州。ウイルミントンCCの歴史は古く、開場は1901年と歴史あるコース。
1966年にはサウスコースでゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)・とキャロル・マン(米国)のエキジビションマッチが開催、後にアーノルド・パーマー(米国)とジャック・ニクラス(米国)のマッチも開催された。
トップアマチュア大会も数多く実施。プロのトーナメントは開催されことはないが、71年には「全米アマチュア選手権」、13年には「パーマー・カップ」が開催されているので、米国チームにはジャスティン・トーマス(米国)、ダニエル・バーガー(米国)らが参戦している。
今年のBMW選手権(19-20年シーズン)はシカゴ郊外のオリンピアフィールズCCで開催され、プレーオフでジョン・ラーム(スペイン)がダスティン・ジョンソン(米国)を下したのは記憶に新しい。22年も熱戦が繰り広げられれば大統領の耳にも届くかも知れない。(文・武川玲子=米国在住)
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