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河本結の“お一人様ラウンド”は2時間50分 感想は「もう絶対にやりたくない(笑)」

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6,543ヤード・パー72>
10月27日時点の世界ランク90位以内の資格で出場する河本結が、大会ホステスとして初日に好ラウンドを見せた。5番までにボギーが2つ来る展開となったが、そこから5バーディ(1ボギー)を奪う尻上がりのプレーで、2アンダー・10位タイ発進を決めた。
河本結 フェースをスリスリ【大会写真】
午前8時30分。まだ誰も踏みしめていないコースへ河本が1人飛び出した。本大会は2サムで行われるのが通例になっているが、今年の出場者は37人。どうしても1人でラウンドする選手が出てしまう。そして大会を特別協賛するリコー所属の河本が、初日にその“役目”を担うことに。「違和感はありました。(同伴競技者を)待つこともないし新鮮でしたね」というのがソロラウンドで感じた印象だった。
そんな1日の序盤は苦しい滑り出しとなった。1番、5番でボギーを喫し、いきなり2オーバーのビハインド。しかし8番パー3のティショットが「流れを変えました」という会心の一打となった。これをピン50センチにつけ初バーディを奪うと、そこから2アンダーまで浮上することに成功した。
1人っきりのラウンドを支えたのは、今週タッグを組む清水重憲キャディだった。「調子があまりよくないなか、スコアメイクを教えてもらった。間の取り方や、外していい場所などのマネジメントまでサポートしてもらえました。悪い状態でもスコアを出せるよう支えてもらい、頭が上がらないですね(笑)」。
特に米国女子ツアー参戦後、無意識に早くなっていたというスイングのリズムを指摘してくれたのは大きい。「海外の選手のプレーを見ている中で打ち急ぐようになっていたみたいで。それで球が散るようになっていました」。ここに気づけたことは、今後にもつながる収穫だ。
ともすれば練習ラウンドのような雰囲気になりそうな1人ラウンドだが、「ホステスプロですし勝ちたい。緊張はしていました」と緩みは一切なかった。最終的には、1組後にスタートした渋野日向子、田中瑞希組に4ホールぶんほど差をつけ、2時間50分で初日の競技を終えた。「不安とか言っていられない。自分のベストを尽くせるように」と、明日以降も上位に踏みとどまり大会を盛り上げるつもりだ。
ちなみに1人ラウンドについては「もう絶対にやりたくないですね(笑)」とのこと。上位で臨む2日目は、同じ“黄金世代”小祝さくらとの2サムのラウンドが待っている。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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