<ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日◇3日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>
連覇を目指す石川遼が4バーディ・1ボギーの「67」で回り、首位と3打差の3アンダー・8位タイで初日を終えた。2番パー3でティショットをピン手前につけバーディ先行。6番パー5でも2オンに成功し楽々バーディ。結果を見れば上々スタートだったが、厳しいパーセーブを切り抜けての上々スタートだった。
5番パー4ではセカンドショットを右手前のピンに対して右のラフに外すと、3打目は2メートル以上オーバー。8番パー3ではティショットが右のバンカーにつかまり、こちらも微妙な距離が残った。9番でも狙った方向より右に飛んでいったアイアンショットには反省が残ったが、ピンチではパーパットを流し込み、前半をボギーフリーの2アンダーで折り返した。
「スコア的には自分が狙ったスコアで、いい滑り出しでしたけど、かなりリカバリーして、なんとかしのいでしのいで。グリーン周りのリカバリーはよかったですけど、明日以降と考えると、もう少しショットをよくしないといけない」と反省点も口にした。
終盤の15番でこの日唯一のボギーを喫するも、16番でバーディ。17番パー5でも2オンを果たしてのバーディ。「最後ガマンして戻ってこられたのは良かった。17番、18番に関してはいいショットが打てている」と難関18番もパーにまとめ、上位争いの位置まで戻した。
「絶対に行きたくないと決めていたところには行っていないので大きな崩れにはなっていないけど、本来自分が想定していたところよりも少し外れているショットがあった」と、ショットの方向性がこの日の課題。「うまくいかないこともあるし、動じずにやるのは難しいけど、大事なことかなと思います」と内容には不満が残っても、しっかりとスコアをまとめたことに対しては及第点をつけた。
スイングやマネジメントなど、取り組むべきことは多いが、起こってしまったミスを切り抜けることができての3アンダーには「学ぶことが多かった」と納得の表情。ここからは「内容をよくしていかないといけない。もう少しいい感じにはできるんじゃないかと思います」。内容と結果の両方を求め、さらに上位浮上をにらむ。
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