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勝負の7番もバーディ獲れず　石川遼は無念の最終戦に「やっぱり勝ちたかった」

＜ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇6日◇東京よみうりカントリークラブ（東京都）◇7023ヤード・パー70＞
「いやー、悔しいですね。本当に悔しいです」。2020年最後の18ホールを終えると、石川遼は無念さをにじませた。
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首位と4打差から出た最終日。あとはバーディを奪って追い上げるのみ。攻めの姿勢で臨んだが、「欲しい日にバーディがこない。泣きたくなりました」と肩を落とした。2番パー3でさっそくチャンスにつけるも決められず。イーグルも狙える6番パー5でも、ティショットを左に曲げてあわやOB。そこから3オン2パットとチャンスホールを取り逃した。
勝負に出た7番パー4（389ヤード）。ティショットでドライバーを握って花道まで運んだが、2打目はピンを3メートルほどオーバーして、ファーストパットも入らず。果敢に狙ったが、ここでもバーディを奪えずにフラストレーションがたまっていく。
ようやく最初のバーディが出たのは終盤。15番でバーディ、17番でイーグルを奪ったが、「69」と1ストローク伸ばすに留まり、トータル4アンダー・6位タイでフィニッシュ。優勝争いに絡むことなく終わってしまった。
今年は新しいコーチとともにスイング改造に取り組み、ゼロから積み上げていく中で臨んだ最終戦。「成長を感じる部分もあったけど、すごく悔しい。やっぱり勝ちたかった」とうつむいた。
次の試合は、例年通りでいけば1月のアジアンツアーとの共催大会「SMBCシンガポールオープン」。「やりたいことはたくさんある。今のコーチとやり始めてあと3カ月で1年ですが、そこまでをやりきって、次の弾みになる1年にしたい」と前を向くが、道半ばの2020年最終戦は、苦い思いが残る締めくくりとなった。（文・谷口愛純）
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