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爆発力は大きな魅力 初の女子高生プロ・西郷真央がショットメーカーたるゆえん【ルーキーたちの中間通信簿・西郷真央】

新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕戦から中止が相次ぎ、2020-21年の統合シーズンとなった国内女子ツアー。イレギュラーなスケジュールのなかで、歴代最高クラスと呼ばれた昨年のプロテストを勝ち上がったルーキーたちの戦い方はどうだったのか。一区切りのついたこのタイミングで、中間通信簿として、昨年まで同じ選手としてプレー、今年から解説者として彼女たちのプレーを見守ってきた大江香織が5段階で採点する。
西郷真央のドライバースイング【連続写真】
今回はアマチュア時代に日本女子アマを制している西郷真央。受験可能年齢が引き下げられたことで初の女子高生プロとなった。ファイナルQTで10位に入り出場資格をつかんだ2020年は、開幕戦から2試合連続トップ5のロケットスタート。その後は苦しい時期が続いたが、最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場するなど存在感を示した。そんな1年を大江はどのように評価するのか。
成績・・・★★★★☆
14試合に出て予選落ちが6回。波があったと言えなくもないですが、トップ5に2回入っているのは素晴らしい。これは成績としても素晴らしいことですし、いい位置で戦う経験ができたという点でもいいことだと思います。
爆発力・・・★★★★★
そこまで行けるということは安田祐香さん同様、爆発力があるということ。安定感はもう少し…、といったところですが、これはとても魅力的です。逆に言えば爆発できない人もいるということですから。ハマれば強いというのは持って生まれた力。そういう選手のほうが優勝する確率は必然的に高くなります。
アイアンショット・・・★★★★☆、グリーン周り・・・★★★☆☆
ゴルフを1つずつ紐解いて見ていくと、ショット、なかでもアイアンショットは切れ味がありますね。一方で課題として見えるのが、グリーン周りやパッティング。平均パット数(パーオンホール59位、1ラウンド当たり61位)、パーセーブ率(53位)とともに50位を下回ってしまっています。ルーキーに求めるものとしては基準が高くなってしまいますが、西郷さんのポテンシャルを考えればもっとできるはず。そこがもう少し高められたら予選突破も増えてくるでしょうし、安定感も出てくると思います。
ショートゲームの課題が浮き彫りになった理由として、コースセッティングがアマチュアのころとプロになってガラっと変わったことが1つあると思います。アマチュアの試合は距離もそうですけど、ピンの位置もそこまで左右に振ってきません。ですが、プロの試合はピンもグリーンを広く使って振ってくる。
西郷さんほどのショット力があれば、アマチュア時代はあまりグリーンを外すこと、パッティングが難しい位置につくことはあまりなかったと思います。ですが、さすがにプロのトーナメントとなればそうもいかないときがある。そのなかでグリーンを外したときに、まだ対応ができていないときがあるのかなという感じですね。ただ、そういうのもまた経験です。
逆に言えば、そのなかでパーオン率40位という数字はすでにショットはツアーでも通用しているということ。スタッツからも分かるように、西郷さんが爆発できるときはショットがビタビタついたとき。ショットの更なるレベルアップ、ショートゲームの底上げができれば初優勝もより近くなると思います。
飛距離の出るスイング・・・★★★★☆
もう1つ、西郷さんのショットを見ていて感じるのは、決して大柄とはいえない身長ですが、飛ばすのがうまいということ。もっと言えば、スイングを見ているだけで飛びそうな雰囲気がある。いま流行りのGGスイング(※)っぽいですよね。インパクトにかけて左膝を曲げながら外に流していきます。この動きで体の回転スピードを上げている。インパクトでは体がかなり開ききっています。石川遼選手はGGスイングではないですが、自然とそういう動きをしていますよね。
テークバックでフェースをシャット気味に上げていくことが、体が開くこととの相性がいいのだと思います。私はクラブを開いて上げるタイプなので合わなかった。体も開くとクラブが開き切っちゃいますから。GGスイング※をやっている他のプロを見てもシャットに上げる選手が多いと感じます。
また、トップからダウンスイングにかけての腕の動き。トップの位置から、腕を一回下にループじゃないですけど、ちょっと落としながら振っていきますよね。この動きはすごくいいと思います。高いところから下そうとするとどうしてもコックが解けやすいですし、コックが解けるとクラブヘッドが寝てしまう。そうなればヘッドの最下点がインパクトの手前になりすぎてしまいます。それに合わせてヒザの動きとしてはちょっと沈む。セルヒオ・ガルシア(スペイン)もそうなんですけど、こういうクラブをシャローに入れる動きもショットメーカーなのかなって思いますね。
※GGスイング
アメリカのティーチングプロであるジョージ・ガンカス氏のスイング理論。先日の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で優勝したチャン・キムらが取り入れていることでも知られる。
大江香織(おおえ・かおり)/1990年4月5日生まれ、山形県出身。通算3勝。153cmと小柄ながら体全体を大きく使ったスイングで8年連続シードを保持するなど、息の長い選手として活躍。2019年にツアー撤退を表明、「ツアーを撤退するプロに“大江が生きているから撤退しても大丈夫”と思ってもらえるように、色々活動できたら」と2020年からは新たなかたちでゴルフに携わっている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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