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“さくら”は今年も自分らしく咲いた【記者が見た2020年名場面】

2020年もまもなく終わり。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内男子6試合、国内女子14試合となってしまった。21年まで続く異例のシーズン。短い時間ではあったが、今年も多くの名場面が生まれた。そこで印象に残ったシーンをALBA.Netの記者が勝手に選定。今回は「ゴルフ5レディス」での小祝さくらの“らしさ”全開の優勝劇を振り返る。
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珍しく、と言ったら失礼だが、開幕前から小祝には気合が前面に出ていたように見えた。いや、入っていないわけがないだろう。舞台となるGOLF5カントリー みずなみコースは、2年前に初優勝に手をかけながら、プレーオフで申ジエに敗れて帰り道で涙を流した場所。そして、前週の「ニトリレディス」では、ルーキーの笹生優花に競り負けて地元&ホステス優勝を逃していたからだ。
さらに、ニトリレディス、ゴルフ5レディスの2試合は、出場権を獲得していた海外メジャー「AIG女子オープン(前全英AIG女子オープン)」に出場した場合、隔離期間の関係から欠場せざるを得ない大会だった。結局、新型コロナウイルスの影響や、それに伴う帰国後2週間の隔離期間を考慮し、「日本ツアー専念」を決めたが、その際コーチの辻村明志氏から「日本の試合に出ると決めたなら、本来全英で出られなかったはずの試合を優勝する気持ちで戦いなさい」と発破をかけられた。それだけに普段おっとりした性格の小祝もティオフの前から「リベンジという気持ちはあります」と珍しく口にしていた。
いくつにも重なった、勝ちたいという思い。ともすれば、重圧がかかってもおかしくない状況で22歳は躍動した。初日は「68」で4位タイ。だが、2日目に「65」を叩き出して一気に単独首位に浮上すると、最終日も「66」と連日のベストスコアで逃げ切り勝ち。トータル17アンダーのトーナメントレコードのおまけつきで見事ツアー2勝目を手にした。
2つのリベンジに加え日本に残ったからこその負けられない戦い、さらにレコード。ポーカーで例えるならロイヤルストレートフラッシュといわんばかりの勝利に、普段はおっとりの小祝でも、さすがに優勝の瞬間にさぞ大きなアクションをするかと思ったが…。ガッツポーズなどが飛び出すこともなく、キャップのつばを触り、キャディとヒジタッチするのみ。この瞬間を撮るために、30度を超えるなかアップダウンの激しいコースを歩き回ったカメラマンたちはあっけにとられていた。
「ギャラリーの方もいないし、特にやらなくてもいいかな」
これが小祝の言い分だった。ちなみにこの大会は無観客だったが、ツアー初優勝となった昨年の「サマンサタバサ レディース」ではギャラリーがいたにも関わらず同じくツバを触ったのみだった。このときは「ウイニングパットを打つ前にガッツポーズをしようか考えていました。ですが、どういう風にしたらいんだろうって思って。じゃあいいやって」と述べている。
記録がかかった者、悲願が成就した者、お世話になった人への恩返し…。今年もたくさんの歓喜の瞬間を目にしてきた。ある選手はこぶしを天高くつき上げ、ある選手は涙を流し、ある選手は最高の笑顔を見せて、みな喜びを爆発させた。だからこそ、道産子が見せた涼しげなリベンジは特に印象に残った。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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