11月、米国テキサス州フリスコの自宅で「婦女暴行」の容疑で逮捕されていたPGA・オブ・アメリカ(米国プロゴルフ協会)のCOO(最高執行責任者)のダレル・クラール氏が同協会を辞職した。
11月24日、自宅でガールフレンドがクラール氏(53歳)から暴行を加えられたと警察に連絡。駆けつけた警官によりその場で逮捕された。ガールフレンドには首を絞められた後や頬や手に傷があったという。
クラール氏はその後1万5000ドル(約155万円)を支払い保釈された。
同協会はフロリダ州パームビーチにある本部をテキサス州フリスコに移転することが決まっており、2つのゴルフコース、10ホールのショートコース、クラブハウス、オフィス、500室のホテルを擁する本拠地建設をクラール氏が責任者として同地に赴任していた。
この事件が明らかになって約1週間でPGA・オブ・アメリカとクラール氏の辞任が決定した。クラール氏の弁護士は「傷は口論となった際に、偶発的にできたもの」と暴行は否定している。
同協会では2018年にポール・レビー会長がカリフォルニア州で飲酒運転による交通事故を起こしており、批判が集まっている。(文・武川玲子=米国在住)
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