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コロナ陽性“経験者”が照らしたゴルフ界への光【舩越園子コラム】

2021年の年明けは世界中がコロナ禍で揺れている。
米国では間もなく退くトランプ大統領とゴルフ界のヒトやコトが奇妙なところで関連づけられ、批判や批難を浴びている。
トランプ大統領とゴルフ界の関係といえば、大統領就任前から大きな影響を受け、トランプ所有のドラル・リゾート(米国フロリダ州マイアミ)や英国の名門ターンベリーが米ツアーや全英オープンの会場から除外される事態を招いた。
近年では、ナンシー・ロペスやジャック・ニクラスといったゴルフ界のレジェンドがトランプ支持のツイートを発信したことで「ゴルファーとしての名声を利用して政治的主張をした」と批判された。
この年明けにはトランプ支持派が米議会に乱入し、5人もの死者が出る暴動が起こった。その翌日、トランプ大統領から大統領自由勲章を授かったスウェーデンのアニカ・ソレンスタムと南アフリカのゲーリー・プレーヤーに対し、米メディアは激しい批判を展開。「授賞式に出るべきではなかった」、「大統領自由勲章を拒否すべきだった」、「賞を受け取ったことで、ゴルファーとしての彼らの名声やこれまで築いてきたものが台無しになった」等々、否定的な記事が多数発せられた。
ソレンスタムとプレーヤーが大統領自由勲章を受け取ったことの是非は、正直なところ、私には判断のしようがない。立場も国民性も考え方も大きく異なる世界において、さらに政治的な思考まで絡んできたら、もはや導き出される答えは1つではないからだ。
だが、いずれにしても、政治的な意見や思考とスポーツの世界、ゴルフの世界が結び付けられて影響を受けること、左右されてしまうことは、そもそもあってはならないはずである。
ドラルやターンベリーは素晴らしいゴルフコースであり、ロペスもニクラスも、ソレンスタムもプレーヤーも、ゴルフ界のかけがえのない偉人であり、貴重な宝だ。それらが政治的な影響で批判や批難の対象にされることはあまりにも悲しく、政治的な意味合いを絡めながら人々がゴルフ界の宝を批判すること自体、悲しいことだと私は思う。
しかし、そんな喧騒から一歩離れ、試合会場に目をやれば、新年初戦のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズからエネルギッシュな戦いが見られたことは、とてもうれしく感じられた。
最終日にスコアを9つ伸ばし、「64」をマークして首位に浮上したチリのホアキン・ニーマンの猛追は実に見事だった。
初日から好調だったハリス・イングリッシュは31歳のベテランらしい落ち着いたプレーぶりを終始維持していた。とりわけ72ホール目でピン2メートルを捉えた第2打は圧巻だった。サドンデス・プレーオフ1ホール目では着実にグリーン手前へ運び、バーディパットを沈めて勝利を挙げた。
「信じられない。ハードワークが報われた。仲間とグレートなチームが僕を支え続け、背中を押してくれた」
7年ぶりの優勝に思わず声を震わせたイングリッシュの胸の中には、噛みしめてきたさまざまな想いがあふれ出していたのだと思う。
振り返れば、イングリッシュは昨年6月に新型コロナウイルスに感染し、隔離生活を経て、7月のメモリアル・トーナメントから復帰した。
そのイングリッシュとプレーオフを戦ったニーマンは、昨年11月にPCR検査で陽性判定を受け、マスターズを泣く泣く欠場したばかりだった。
コロナ禍の中で迎えた今週の新年初戦に、そんな2人が素晴らしいゴルフを披露し、熱い優勝争いを演じたことが、揺れ動くこの世界において1人でも多くの人の何かしらの役に立ってくれたらいいなと思う。
文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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