<ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン 最終日◇7日◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
最後までビッグスコアを出せずに終わった松山英樹。最終日は4バーディ・2ボギーの「69」で2つスコアを伸ばし、トータル8アンダーの42位タイで4日間を終えた。
10番からスタートした松山は、調子が上がらないなかでも3バーディで折り返し。後半に入るとボギーが2つに1バーディ。スコアは停滞したが、発見もあった。終盤にはパッティングスタイルを少しだけ変えたところ、これがはまった。「最後の3ホールはすごくいい形で終われたので、少し希望を持って来週の練習に繋げられるかなと思う」。
苦しみ続けているグリーン上だが、「何か変えてみないと、試合でないと試せる機会もないし、順位も順位だったので、なにかきっかけになるものを見つけようと思ってやったのが意外とよかった」と、ようやく納得の形が見えてきた。あとは、2週後に控える次戦の「ジェネシス招待」までのあいだに、たしかなものにする構えだ。
ショットについてはやや不満が残ったファイナルラウンド。「まだまだ自分の思っているところには到達していない」とし、パッティングを含めて次週のオープンウィークで調整を重ねることになる。
「結果がどうしてもよくないので、すごく悔しいし、結果もしっかりついてくるように練習して、ケガのないようにしたい」と、短い期間で立て直しを図る。今年からコーチ契約をした目澤秀憲コーチも今週から現地入りし、松山の相談役にもなっている。「これだけ悪かったら、いろいろある」と課題は山積みだが、見据える米ツアー6勝目をつかみ取るために前を向く。
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