<ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン 最終日◇7日◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
ガンガン攻めると話していた最終ラウンドを2バーディ・5ボギーとし、スコアを落とした小平智。トータル3アンダーの63位に終わったが、攻め抜いた姿勢とティショットの安定感には満足感を深めた。
出だしから目玉、ディボットと不運もありながら、攻める姿勢を持ち続けた。「運が少し向いてなかったし、そのご攻めた結果もなかなかうまく行かなかったので、そこが噛み合えばもう少しいいスコアが出たのかなって思うけど、攻められるゴルフになってきているので、そこは自分ではプラスに捉えている」。気持ちはあくまでも前向きだ。
今週から投入したタイトリストの『TSi3』ドライバーが機能して、これまで不足していた飛距離を補うこともできている。トレーニングの効果と相まって、セカンド地点での景色が変わっていることからも、攻撃面中心のゴルフを続けている。
ホール全体をスタンドが取り囲む名物の16番パー3では、「ホールインワンをしてやるくらいの気持ちで、狙っていきました」と約1.5メートルにつけてバーディ。続く17番の短いパー4でもバーディ。5ボギーは叩いたが、価値のある連続バーディとなった。
このあとは次週の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」に参戦。その翌週の「ジェネシス招待」は出場権待ちだが、その後はWGC(世界ゴルフ選手権)の裏大会「プエルトリコ・オープン」にも参戦予定。連戦となる可能性が高いが、「体力だけは自信があるので」と意に介さない。
2018年の「RBCヘリテイジ」優勝で得た出場権も今年が最終年。秋に始まる21-22年シーズンの出場権確保のため、ここでひと踏ん張りしてポイントを稼ぐ構えだ。
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