<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇17日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
3月4日、「ダイキンオーキッドレディス」で20-21年が統合された長いシーズンが再開。昨大会はコロナ禍で中止となったため、ルーキーの安田祐香にとっては、今大会初出場となる。地元の兵庫でラウンド練習とトレーニングを行っていた20歳は、どんな思いで大会に臨むのだろうか。
すっかりオトナ? 笑顔がまぶしい安田祐香の私服姿【写真】
アマチュア時代には輝かしい成績を残し、ツアーでも活躍。プロ転向後もすぐに上位で戦うだろうと期待されていたが、現在の賞金ランキングは56位。一時は頸椎捻挫のケガにも苦しみ、ツアー欠場を余儀なくされた。
「昨年は、プロとして初めてのシーズンでしたが、コロナの影響で試合数が少なく、そのなかで成績が出せずに悔しい1年になりました。怪我から復帰した後の試合は良かったと思いますが、シーズンを通してパーオン率が良くなかったのでショットの精度が課題です。自己採点は60点くらいです」
安田のパーオン率は67.0498%で51位。ショットの精度がそのまま成績に表れている。このオフは、ショットの強化とともに、ケガをしない体作りにも多くの時間を割いた。今年こそはという思いは強い。
「ダイキンオーキッドは、今年初めて回るのでとても楽しみにしています。グリーンが高麗芝で芝目があって難しい印象なので、ショットでしっかりとチャンスにつけて、2021年の初戦から上位争いをしたい。今年はシード権獲得を目指して1年間しっかりと戦いきり、賞金ランキング30位、パーオン率でトップ10に入ることが目標です」
同い年でともにナショナルチームで一緒に戦った古江彩佳や西村優菜は、すでにツアー勝利を挙げている。それでも簡単に「優勝」の二文字を出さないのは、しっかり自分が見えているからかもしれない。一歩ずつ着実に。沖縄から安田の巻き返しが始まる。
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