<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇2日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6561ヤード・パー72>
地元・沖縄で連覇を狙う比嘉真美子が公式会見に臨み、「例年よりもいい」という手応えや意気込みなどについて語った。2年ぶりの開催で、久しぶりにギャラリーも動員する21年初戦となるが、「たくさん声援を送ってもらって、その時のベストのプレーができるよう頑張りたい」と初日から強い気持ちで戦っていく。
天候に恵まれないなかでの練習ラウンドを終えた前回女王は、「アイアンの入りがすごくよくて、今までよりもいいショットが打てている」と、それを意に介さないほどの仕上がりぶりをアピール。「沖縄の風は重いので、ケンカさせるのではなく、友達になって、身を任せてプレーできれば」と、昔からよく知るコンディションをアドバンテージに変えていくつもりだ。
“中断期間”となった今冬は、沖縄をメイン拠点とし主にトレーニングやショートゲーム向上に時間を費やした。それは長いシーズンで「安定感ある」プレーを続けるための取り組み。そしてなによりもこの沖縄で過ごした時間が比嘉にとって、「頭と心のエネルギーがたまっている。地元が素晴らしい場所だと感じられたのもテンションを上げる要因になっていますね」と大きな意味をもたらした。
今年は大きな目標も掲げる。通算3勝目をあげた17年から3年連続で1勝ずつ積み重ねてきたが、昨年は未勝利に終わった。「それでも20-21年シーズンと考えれば(シーズン連続優勝の)チャンスはある。最近は1勝どまりなので、今年はメジャーを含めた3勝が目標です」と、2勝した13年以来となる複数回優勝を意識してシーズンを送っていく。
前日1日には、同い年で、日ごろから仲のいい渡邉彩香が柔道家の小林悠輔との結婚を発表した。これについて、「すごくうれしい。幸せになるのは素晴らしいことですし、おめでとうと伝えました」と祝福。ただ大相撲の勢関と婚約する自身については、「今はゴルフに集中。もっと優勝したいという気持ちが強い」とキッパリ答えた。
「連覇できるのは私しかいないし、その可能性が1%でもあるなら目指したい。もし失敗したとしても、ベストを尽くす。技術はもちろんだけど、日々天候が変わるなかで優勝するには、強い気持ちが必要。それを忘れずに4日間戦いたいです」
プロ10年目を迎えた27歳は、地元の声援も背に2年ぶりの2大会連続優勝へ向かっていく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>