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『ロフトを1度変えて欲しい』 渋野日向子の“目には見えづらい”変化【記者の目】

<Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 事前情報◇18日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島)◇6424ヤード・パー72>
2021年開幕を前に「自分を知ること」という目標を掲げた渋野日向子。その一端を、鹿児島高牧CCで見ることができた。
練習ラウンドを終えたあとのショット練習場。渋野の横には弾道測定機の『GC2』が置いてある。その画面に出る数値をチェックしながら、再びクラブを振り始める。データを駆使するやり方は、例えば「全英AIG女子オープン」を制した2019年などでは見ることはなかった。これは昨秋に導入し、今では“自分を知る”ためのアイテムとして活用している。
その目的について渋野は、「パターを除く13本の自分のキャリーを調べること。気温だったり、各地で距離が変わってくるので、毎週練習で使っています」と明かす。スイング改造やウェッジ4本体制など、将来の米国女子ツアー参戦も見据え、今年は大きな変化を伴うシーズンを送っている。感覚だけに頼るのではなく、自らのゴルフを“見える化”している。
昨年末に17年から指導を受けていた青木翔コーチから“卒業”し、「自分でやりたいことは自分でやってみる」と独り立ちした。その決意は、こんな話からもうかがえる。
渋野が用具契約を結ぶPINGのツアー担当者・浦山康雄氏は、渋野のこんな変化を明かす。「最近では『ロフトを1度変えて欲しい』みたいに具体的な要望をもらうようになりました。ロフトを1度変えると2〜3ヤードほど飛距離も変わります。これまでは計測器も使用せず、どちらかというと感覚派。数値化するようになって、クラブに対する要望も以前とは大きく変わってきました」。自分の結果を知り、自分で考え、自分の言葉でそれを説明する。そんな様子が目にうかんでくる。
渋野は、クラブに関する以前の自分について「今まで青木さんに頼ってきた部分があったので、自分のクラブを知る必要があるな、と思っています。必要最低限のことも知らなかった。これまではシャフトのスペックも把握していなかったり、13本のロフトも知らなかった。青木さんとメーカーさんが話をして決めて、私は与えられたものを使うだけでした」と話す。これを聞くだけでも、大きな変化であることは十分に分かる。
今週、そして来週の試合を終えると、すぐさま渡米し海外女子メジャー「ANAインスピレーション」(4月1日開幕)に挑んでいく。「スケジュールが変わる可能性はあります」と前置きしたものの、その後も「これから先の人生を考えると、アメリカの試合を優先したいという気持ちがある」と推薦をもらえる試合に出場するため米ツアー転戦を続けるのが規定路線だ。
スイングやクラブ構成など私たちの目でもすぐに見える部分だけでなく、試合に臨むまでの他の人には見えづらい部分の大きな変化も知ることができた。今後も長く続いていくゴルフ人生の岐路に立っているということが、これらの話からうかがえた。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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