<ANAインスピレーション 3日目◇3日◇ミッション・ヒルズCC(米カリフォルニア州)◇6865ヤード・パー72>
海外女子メジャー「ANAインスピレーション」の3日目。トータルイーブンパー・44位タイからスタートした畑岡奈紗は、ムービングデーにスコアを伸ばしたいところだったが、3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーと逆に2つスコアを落とし、トータル2オーバー・61位タイに後退。優勝が大きく遠のいてしまった。
「きょうはフェアウェイキープが3日間のなかで一番良かったのに、2打目以降のショットをショートサイドに外してしまって、すごく難しいショットを残してしまった、あれだけフェアウェイに運んでいたのに、チャンスにつけられなかったのは悔しい。納得がいくショットは一つもなかった」と畑岡は肩を落とす。
2番パー5では、ドライバーのティショットを左にOBしたものの、この日はパー3を除く14ホール中12ホールでフェアウェイに置き、フェアウェイキープ率85.7%という高い数字をマーク。「アプローチの距離感も良くなっているし、ラフからのジャッジもできてはいる」、それなのに、得意のアイアンで思うようなショットが打てていない。
原因は自分でもわかっている。「一昨年くらいから、トップの長さが出すぎて、体が回り過ぎているというのが悩みというか、改善したいなと思って居る点ではある。オフの間も取り組んではいたんけれど、それを短くしてやると、切り返しのタイミングが早くなったりとか、そこが難しい」と、気持ちよくスイングできない状態が続いている。より安定性を求めた結果、「逆にバラついている」と悩みは深い。
最終日への意気込みを聞かれると、「スイングはすぐに直るものではないので、ミスの幅を狭めていきたい。あしたは5アンダー以上でラウンドして、アンダーで終われるように頑張ります」と話した。昨年9月に行われた同大会では、決勝ラウンド2日間で8つスコアを伸ばして7位タイに入った。最終日の爆発に期待したい。
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