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惜敗の19歳　山下美夢有は宮里藍以来の快挙逃すも前向き「ここで終わりじゃない」

＜ヤマハレディースオープン葛城　最終日◇4日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6564ヤード・パー72＞
快挙達成はならなかった。首位タイで最終ラウンドをスタートさせた19歳・山下美夢有は「70」と2つ伸ばすも、優勝まで1打届かず。ツアー初優勝を逃した。
初日から首位の座を堅守。19歳245日の4日間完全優勝となれば、2005年「日本女子オープン」で宮里藍が打ち立てた20歳105日を塗り替える最年少記録となったが、わずかに及ばなかった。
「今までで一番良かった成績。次につながるかなと思いますし、ここで終わりじゃない。もっと課題もあるのでしっかり治して、この後も上位を目指していきたい」
敗れたとはいえ、難攻不落と名高い葛城GCで4日間オーバーパーなし。今季はこれで4度目のトップ10入り。成長著しい19歳にとって、し烈な優勝争いは代えがたい経験となった。
次戦の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」（4月9〜11日、兵庫県・花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース）は「ジュニアのときに試合（スタジオアリスジュニア）があって2回優勝しています」というイメージの良い舞台だ。今大会での偉業達成、そして初優勝はならなかったが、将来が嘱望される逸材。次なるチャンスは、またすぐにやってくる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>