<マスターズ 初日◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
海外メジャー初日にハプニング。松山英樹と同組で回ったエイブラハム・アンサー(メキシコ)が、バンカーショットの前にクラブヘッドで砂に触れてしまったとして、スコアカードを提出したあとに、ゴルフ規則12.2b違反で2罰打を科された。
問題のシーンは15番ホール。グリーン横のバンカーに打ち込んだアンサーは、ボールの後ろに山をつくっていたわずかな砂にテークバックの際に触れてしまった。競技委員会は、これをビデオで検証した結果、「肉眼でも確認できる」とし、すでに1オーバーで提出されていたスコアをトータル3オーバーに修正。20位タイから52位タイに“後退”した。
これに対しアンサーはツイッターに投稿。「ガッカリしている。あした挽回するのが待ちきれない」とした。また、「故意ではない」ともしており、動画も同時に投稿されている。
たしかに、意図的な行為ではないように見えるが、クラブヘッドが砂の塊を一部崩しているのは明らか。なんとも不用意な行為でスコアも順位も落とすことになったアンサー。メキシコ人初のマスターズ制覇に向け、奮起に期待したい。
【ゴルフ規則12.2b バンカーの砂に触れることに関する制限】
(1)砂に触れた結果、罰を受ける場合。バンカー内の球に対してストロークを行う前に、プレーヤーは次のことをしてはならない
・ 砂の状態をテストしたり、次のストロークについての情報を得るために手、クラブ、レーキ、その他の物でそのバンカーの砂に故意に触れること。
・ 次のときにクラブでそのバンカーの砂に触れること
>球の直前、直後の区域(ただし、球をフェアに捜すときに規則7.1aに基づいて認められる場合、または規則12.2aに基づいてルースインペディメントや動かせる障害物を取り除く場合を除く)に触れるとき。
>練習スイングを行うとき。または、ストロークのためにバックスイングを行うとき。
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