<マスターズ 2日目◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
前日からコンディションがガラリと変わった第2ラウンド。初日の“カチカチ”グリーンの感触も残るなか、松山英樹は「昨日とはとても違ったので戸惑いはあったけど、そのなかでは良いプレーができた」とスコアを1つ伸ばし、トータル4アンダー・6位タイで決勝に駒を進めた。
パーオン率77%、フェアウェイキープ率78%と大会平均を上回るショットの精度を発揮しつつ、平均パット数も1.78を記録。13番パー5での15ヤードをパターで転がしてのチップインイーグルや、最終ホールで上から難パットを決めてパーセーブするなど見せ場をつくった。
しかし惜しい場面も。初日にバーディを獲った2番パー5では、2メートルのバーディチャンスがわずかに届かずパー。7、8番でもカップの横を逸れチャンスを逃した。それでも「ああいうパットができればといつも思っている」と、9番で5メートルをねじ込みこの日最初のバーディ。ようやく流れをつかんだ。
13番のチップインは「ラッキーという感じだった」と、決まった後、キャディと顔を見合わせ笑顔も出た。「今日はみんなスコアが伸びていたので、伸ばしたいなとは思っていました」と思惑に反して大きく飛躍とはいかなかったが、1つ伸ばして首位と3打差の好位置をキープした。
昨年は同じく6位タイで決勝進出を決めたが、連日「72」と停滞して13位タイで終了。「とてもいい位置。最終日もおもしろいところで回れたら」と、ここからの追い上げを目指す。
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