<マスターズ 2日目◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
この日3つスコアを伸ばし、トータル4アンダーの6位タイで決勝ラウンドに進んだキム・シウー(韓国)だが、ラウンド中はにイライラが募り、パターを破壊してしまうという一幕があった。
13番までに4バーディを奪い、首位のジャスティン・ローズ(イングランド)に肉薄したキム。ところが14番パー4で1メートルのパーパットを外すと雲行きが一変した。15番パー5では2オンを狙った2打目がグリーンオーバー。そこからのアプローチもピンを通り過ぎ、もう少しでグリーン手前の池に転がり落ちるところだった。
ここでキムはグリーン外の地面にパターを強く叩きつけるように押しつけると、パターが破損。この事態に直面すると、なんと3番ウッドを取り出しパッティングを始めた。さらに残りの3ホールもこれでパッティングをするはめに。なんとか15番からはパーをセーブし優勝が狙える位置で週末に進んだが、後味の悪い行為となってしまった。
「14番もそうだし、15番のアプローチもそう。イライラが溜まっていた。もちろんわざとではないし、コースであんなことをしたのははじめて」と、ホールアウト後に状況を説明し、釈明した。
ちなみにその15番では3番ウッドでパーパットを入れた後、ボールを池に投げ込む行為も映像で映し出された。大会創設者のボビー・ジョーンズもきっとこの行為にはご立腹。過ちをただすためには、残る2日間で紳士的なプレーをするしかない。
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