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金谷拓実は松山英樹との比較に「うれしい気持ちと申し訳ない気持ち」【一問一答】

＜東建ホームメイトカップ　最終日◇18日◇東建多度CC・名古屋（三重県）◇7081ヤード・パー71>
国内男子ツアーの2021年初戦「東建ホームメイトカップ」は、3月に大学を卒業したばかりの金谷拓実の優勝で幕を閉じた。2020-21年シーズン2勝目を挙げて賞金ランキングでトップに立ち、世界ランキングでも順位を大きく上げることは確実。5月に行われる全米プロ出場や、7月開幕の東京五輪出場も現実的になってきた。優勝直後の気持ちや、松山英樹との電話でのやりとりとは？　以下、一問一答。
■きょうのプレーを振り返って
「開幕戦から優勝目指してプレーしていたので、こうして結果に結びついて本当にうれしいです。前半は良いプレーができていたけど、後半に入って10番、11番と連続ボギーがあったりして、ピンチも多かった。終盤は良いパーパットを決めたりとかしっかり粘り抜いて、17番でバーディが獲れたので、それが優勝に結びつきました」
■10、11番の連続ボギーを打ったときの心境は？
「そんなに簡単に勝てるほど甘くないと思っていたので、ここからいつも通り自分らしいプレーを続けていこうと思いました」
■3日目が中止になって1日空いたが、どう過ごしていた？
「午前は少し打ちっぱなしで練習して、午後からはリラックスして、きょうに向けて準備する時間もあったので、良い状態で入れました」
■最大瞬間風速13.2m/sの強風
「3日間で一番風が吹いて難しいコンディションでしたけど、きのうゲームプランを立てて最後まで良いプレーができました。天気予報で風が強かったり、最初の2日間とは違う逆の風が吹くのはわかっていた。コースの印象も変わるので、ヤーデージブック（コースメモ）を見ながら考えていました」
■きょうはかなり早く練習場に来て、アプローチとパターを入念に練習していた
「特に風が強いからということはなくて、いつもやっていることです。いつも通りスタートの1時間30分前から練習をしていました」
■2位の中島啓太（日体大3年）について
「相変わらずすごく良いプレーしていて、最終ホール（の中島のバーディパット）も打つ前から入るだろうなって感じていた。本当に素晴らしい選手なので、これからまたプロのトーナメントでもたくさん名前が出てくると思う。自分ももっともっと頑張ってプレーできたらと思います」
■中島の気迫を感じた？
「みんな優勝したいと思うので、そのなかでどれだけ強い気持ちを持って冷静な判断もしなきゃいけない。どれだけスマートにプレーできるか意識していました」
■シーズン2勝目
「ダンロップフェニックスで優勝した後も、すぐにトーナメントで早く勝ちたいなと思っていたので、（今年の）開幕戦で優勝できてうれしいのと、今年はオリンピックがあると思うので、たくさん優勝してオリンピックに出られるように頑張りたい」
■賞金ランキングトップ
「賞金王も目指しているので、とにかく出られる試合はたくさん優勝できるようにプレーしたい。残り試合もまだあるので、次の試合も優勝目指して毎試合頑張りたいと思います」
■大学の先輩、松山英樹もルーキーイヤーに賞金王を獲った
「松山さんがルーキーで賞金王を獲ったのはもちろん知っています。自分も今年いいプレーをして賞金王を獲れたらいいなと思います」
■大会前週には松山がマスターズに優勝
「先週は松山さんの優勝でたくさん感動をいただいて、自分ももっと頑張ろうという気持ちになった。こうして優勝できて松山さんにも報告したいと思います」
■松山と連絡は？
「帰国されていると思ったので、2日目が終わった後に少し電話させていただいて、『感動しました。本当に良かったです』と伝えました。松山さんが『オリンピックに一緒に出ようぜ』と言ってくれたので、本当に頑張りたいなと思います」
■松山と比べられることについて
「うれしい気持ちと、まだちょっと申し訳ない気持ちがある。松山さんはすごい選手なので、（自分はまだ）比べられるようなプレーヤーじゃないし、もっともっと頑張ってもっと良いプレーヤーになりたいなと思います」
■来年のマスターズへの思いは？
「マスターズだけでなく、世界ランキングトップ50に入れば、いろいろな出場資格があってアメリカの試合もたくさん出られると思うので、いまはそこが目標です」
■今後の予定は？
「世界ランキング100位に入れば、全米プロの出場資格があるはずなので、そこに向けて頑張ろうと思っています」
■今年の目標は？
「日本の賞金王、オリンピックにも選ばれるように頑張りたい。たくさん目標があるので、とにかく目の前の試合、1試合1試合一生懸命プレーしたいと思います」
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