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「どこに飛ぶかわからなかった」ドライバーの面影なし 上井邦裕が優勝戦線へ

<関西オープンゴルフ選手権競技 2日目◇23日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース(兵庫県)◇7103ヤード・パー71>
一時はドライバーイップスに悩まされ、どん底を経験した上井邦裕が、1イーグル・4バーディ・ボギーフリーの「65」をマークして、トータル9アンダー・3位タイに浮上した。トップの谷口徹と石坂友宏とは1打差で決勝ラウンドへ進む。
「ショットの感じが良くなっていている。今週はシャット(フェースを閉じ気味)に上げて、ストレートに近いフェードを打つスイングをやっています」と上井は普通に答えるが、2019年の終盤はドライバーがイップス気味でどこに飛ぶかわからない状態だった。
上井がどん底にいたのは19年。ドライバーで右プッシュが出たと思えば、フックも出る。明らかにドライバーがおかしかった。そんなドライバーが絶不調のときに出会ったのが、谷原秀人のコーチとして帯同していた吉田直樹氏だった。共通の知り合いから「上井くんが調子が悪いのでぜひ見てほしい」といわれ、一昨年の「ダンロップフェニックス」の練習場で約1時間、上井はレッスンを受けたらすぐ直った。
吉田氏にそのときの話を聞いた。「ドライバーは技術的な問題のイップスでした。フェニックスの練習場で左のネットにバーンと打ったと思ったら、次は右のネットにバーン。クラブが開いて上がるのに、ダウンスイングで体の後ろにヘッドがある。当時GGスイングが流行っていて、フェースが開いているのに回転しようとするのでパズルが合ってない。本人はどこにヘッドがあって、フェースがどこを向いているのか、わからなくなっていたんです」。
そこで吉田氏はフェースの使い方を改善。「ヘッドが自分のわかる位置に下ろせるようにヘッドのポジションを変えました。本人は慣れてないので違和感だらけだと思いますが、ドライバーは良くなった」と吉田氏。それをきっかけに上井は吉田氏と契約。月曜日にも会場から車で50分くらいの距離にある吉田氏のスタジオでレッスンを受けていた。
ドローヒッターの上井だが、なぜフェードを打とうとしているのか。「上井プロのように開いて閉じて打っていた人は、ドローをイメージすると返す動きが入って悪くなりやすい。フェードを打たせても上井プロはそんなにフェードしないんです。ちょっとつかまってソフトドローか真っすぐ。イメージはフェードでちょうどいいんです」と吉田氏は説明する。
テークバックでシャットに上げるのにもちゃんと意味がある。「スイングの始めでフェースが開いてズレないように。開くと右に行きそうで返してしまうんです。テークバックでつかまえる状態を作ると安心感があって、手で返さなくなる」。“フェード”と”シャット”の意識で上井のドライバーにはもうあの頃の面影はない。曲がらないだけでなく飛距離も伸びて、「今では弾道計測器のトラックマンでキャリー300ヤードを超えていきます」と吉田氏も太鼓判を押す。
決勝ラウンドの目標を聞かれた上井は「やっぱり優勝争いしたいというのはあるし、あんまりそこも意識しすぎるとあれなので、課題をやって優勝争いに絡めれば最高ですね」と久しぶりのチャンスを楽しむつもりだ。(文・下村耕平)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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