<ツインフィールズレディース 初日◇19日◇ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコース(石川県)◇6532ヤード・パー72>
難関・ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコースでの第1ラウンドは、竹山佳林が「68」をマークし、4アンダー・単独首位発進を決めた。
この日は5バーディ・1ボギー。最後の最後、18番で池に入れてしまったが、「攻めた結果ですし、そこからボギーで終われた。初日に池に入ったから、(あすからは)もう入らないでしょう。いい戒めです」と意に介さない。
気持ちに余裕ができている。その理由として挙げるのが、“鬼門”パー3攻略の糸口が見えたからだ。今季はパー4の平均スコア「4.0212」で3位、パー5が「4.8061」で7位と高水準だが、パー3は「3.1531」で60位と極端に苦手としている。
「昨年までは、直接ピンを狙っていた。うまくいくときはいいけど、グリーンを外してしまうとパーで上がるのは難しかった。ラクにパーを取っていけるように考え方を変えたら、クラブもしっかり振れるようになった」と、マネジメントの変更が奏功した。
昨年の「ダイクレレディース」でステップ初優勝を飾った。その時は初日の首位タイ発進から一度もトップを譲ることなく3日間を駆け抜けた。「この難しいコースで、きょうのパー3攻略を自分のモノにできれば、後半戦に向けて自信もつく。常に優勝争いをしていきたい」。初Vの再現はなるか。24歳が完全優勝に向けて好発進を切った。
以下、上位選手のコメント
■高橋恵(-3、単独2位)
「18番ホールは、ティショット、セカンド、グリーン周りとすべて難しい。グリーンも上からの1メートルを残すなら、下からカラーぐらいの方がいいぐらい。2日目以降もキーホールになってくると思うし、上りのパットを残すことが鉄則だと思います」
■福田侑子(-2、3位タイ)
「ショットの調子がイマイチなので、2日目もガマンのゴルフになると思う。グリーンのピン位置も振っているところが多かった。初めてこのコースを回ったときの速くて硬いグリーンのイメージが強く残っている。『ステップってこんな難しいセッティングでやってるの』って。雨が降り続いていた分、そこまで速くはなかったけど、うまく頭を切り替えることが出来なかったですね」
■高橋紀乃(-1、6位タイ)
「コースマネジメントはうまく出来ていたと思うので、2日目も初日みたいな感じでプレーしていきたいですね。(13番パー4での)イーグルは5、6年振りぐらいですかね。残り160ヤードのショットが完ぺきって思ったら、ワンバウンドかツーバウンドして入りました。一昨年の冬に腰の手術をして、ステップ出場も約2年振りです。久し振りに推薦をいただいて、感謝しています」
<ゴルフ情報ALBA.Net>