<ピュアシルク選手権 事前情報◇19日◇キングスミル・リゾート リバーC(バージニア州)◇6445ヤード・パー71>
シンガポール、タイとアジアでの2連戦を終えて、米国に戻った渋野日向子。予選落ちのない2試合で67位タイ、34位タイと思うような成績を残せなかったが、気分一新、現地時間の20日(木)に開幕する米国女子ツアーの「ピュアシルク選手権」に臨む。
アジアから“帰国”した。「ロスの空港に着いたときは、アメリカに帰ってきた感が出て、『ただいま!』という感じでした(笑)」と、すっかり米国での生活にも慣れてきた。拠点とする西海岸のロサンゼルスで1週間の調整を行うとともに、アジアでの疲れを癒やすことができた。
アジアでは、厳戒態勢のなかホテルとコースの行き来のみ。「ストレスが溜まることもあった」と振り返る熱帯気候のなかでの巡業では、徐々にゴルフの調子が上向いた。タイでは「横幅の狭いグリーンに対してショットもよくて、パーオン率もよかった」と一定の手ごたえをつかむことができた。
ただし、これはアジアの軟らかいグリーンでのこと。今週のコースは一転、グリーンが硬いこともあって、「セカンドショットの距離を合わせることが大事」と、グリーンを捉えるアイアンショットをカギに挙げる。「ランの計算も必要になってくる」という今週のグリーンへの対応が、上位進出のポイントになりそうだ。
「設定のスコアはできていないけど、一つひとつのショットに納得ができるように。4日間戦いたい」。今週を終えると1週空いて「全米女子オープン」、そして6月末の「KPMG全米女子ゴルフ選手権」とメジャー大会連戦へ。さらには「ずっと海外です」と7月から8月にかけてもメジャーを含む米欧転戦の構え。来季シード獲得という目標に向かって強い意志を持って出場を続ける米ツアーの戦い。まずは今週結果を残して、メジャー戦に臨みたい。
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