<ツインフィールズレディース 2日目◇20日◇ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコース(石川県)◇6532ヤード・パー72>
「ショットが荒れ過ぎて大変。きょうは全然でしたね」。疲れた表情でそう話したのは、トータル5アンダーまで伸ばし、単独首位に浮上した西木裕紀子。3バーディ・ノーボギーの快ラウンドにも不満が口をついた。
トーナメントリーダーの言葉にしてはいささかネガティブだが、それもそのはず。初日は18ホール中17ホールでパーオンしたショットが、この日は精彩を欠いた。「(初日のパーオン数で)一番上に名前があったから自慢しまくっていたのに、きょうは12個。今週に限っては、日替わりスイングです」。
それでもボギーフリーで耐えきった。「きのうの方がショットは良かったのに、この内容でノーボギーなんて考えられない。きょうは自分を褒めてあげたい」。選手が口々に『難しい』と手を焼く難コースだが、それを苦しみながらも乗り切るあたり、さすが経験豊富なベテランだ。
最後のステップ勝利を挙げたのは5年前。久々の優勝は、もう目の前に迫っている。「大人のゴルフで勝ちたいとは思いますけど、スイングは手探り状態。優勝しますとは断言出来ません。最終日も練習場に行って、1番のティショットを打って、『いつ落ち着いてくれるの?』って自分に問いかけながらラウンドしてきます」。自分との戦いに打ち勝ち、念願の3勝目を手に入れる。
【上位選手のコメント】
■高橋恵(-4、2位タイ)
「7番からの3連続ボギーでダラダラいきそうだったけど、引きずらないでうまく気持ちを切り替えることが出来ました。難しいコースで、よく耐えられたと思います。雨中のプレーは嫌いじゃないですし、最終日も耐えるゴルフですね」
■竹山佳林(-4、2位タイ)
「14番のダブルボギーは、ダフったり、アプローチもショートしたして、ミスが連鎖してしまった。3パットもフェースが開いてミスヒット。13番までパットのイメージが良かっただけに、もったいなかった。(最終日は)トップに立って追われる立場の方が緊張すると思う。追う立場になったので、ガンガン攻めていける。悔いのないようにやりきりたいですね」
■倉田珠里亜(-1、8位タイ)
「難しいコースなので、4つのバーディーよりノーボギーの方がうれしいですね。最終日は雨予報ですが、嫌いではない。ショットは初日、2日目とピンに付いている。やる事が多くなるな、とは思うけど、スタートしたら逆に集中力が増します」
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