<全米プロゴルフ選手権 2日目◇22日◇キアワ・アイランド・ゴルフリゾート オーシャンコース(サウスカロライナ州)◇7876ヤード・パー72>
メジャー連勝へ向け、トータル3アンダー・首位と2打差の4位タイと好位置につけた松山英樹。その松山の最大のライバルとなりそうなのが、今大会2勝でトータル4アンダーの3位につけるブルックス・ケプカ(米国)だ。
ケプカは2019年秋に左ヒザを痛め、今年3月に今度は右ヒザを痛めて手術。なんとか「マスターズ」で復帰すると、その後は再び療養。前週の「AT&Tバイロン・ネルソン」で復帰して今大会に入ってきた。
すると、初日からエンジン全開。3アンダーまで伸ばして2位タイ発進を決めると、この日は7番で約12.5メートル、11番では約5.7メートルを沈めて2つのイーグルを奪取。15番、17番と終盤でボギーを叩いたが、18番では約3.2メートルを沈めてパーをセーブ。「今日の条件で1アンダーは上出来」と納得のプレーで週末に向けて好位置につけた。
とはいえ、ひざの状態は「良くなってきた」と言いつつも、夜にはアイシングをしなければならない。そして、まだグリーンを読むときには完全にはしゃがめない状態。それでも、「低い体勢で十分に(グリーンを)読めている」という言葉通りパフォーマンスに支障はないようだ。
今大会2勝に加えて全米オープンも2勝と、まさに“メジャーハンター”のケプカ。今回優勝すればタイガー・ウッズ、サム・スニードらと並ぶ史上6人目の大会3勝目となる。予選ラウンド2日間は松山の1つ前の組でプレーしたが、3日目は松山の1つ後ろの組に入ったケプカ。ムービングサタデーはどんなプレーを見せてくれるのか。
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