ツアー会場で見つけた、“気になるギア”情報をお届け。今週は「宮里藍 サントリーレディスオープン」で女子ツアー会場に登場した、フジクラの今季新シャフトを発見。
快晴の下、選手が練習を行っていた開幕前日のショット練習場。昨年のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を制した永峰咲希のドライバーに、見慣れぬ青いシャフトが挿されていた。フジクラのツアー担当者ともなにやら確認作業。その後、このドライバーを持ち、練習ラウンドに出るためコースに向かっていった。
このシャフトを見ると、『SPEEDER(スピーダー) NX』というブランド名が書かれている。フジクラのスピーダーシリーズの新作となれば、これまでVIIまで出ている“EVOLUTION”という言葉が続くかと思ったが、そうではない。今回は“NX”という文字が記されていた。
まだ正式発表前のため、担当者は性能面など詳細について伏せたが、会場にいた女子プロたちも興味深々。永峰のように、実際にクラブに装着しコースや練習場でボールを打つ選手の姿もよく目に入ってきた。
これまで同社の『ベンタスブルー』を使用してきた永峰から、担当者に「切り返してからのしなりを感じることができるから、力をためられる時間が長い。強く押せる」などの感想を伝える言葉も聞こえてくる。フレックス(硬さ)は以前のものと同じ5Sを使用するが、確かな違いが感じられるようだ。そのやり取りでは、“やさしいベンタス”というフレーズも聞こえてくる。どんな製品なのかという好奇心がくすぐられる。
このほか比嘉真美子、藤田光里らもクラブに装着し実際にプレー。打撃練習場でテストをしていた菅沼菜々が、打った後トラックマンの数値を確認し「え、10ヤードくらい伸びてない?」など驚きの声を挙げていたシーンも見ることができた。男子の会場でも先週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で登場したこの“青色シャフト”。今後使用する選手が増えていきそうだ。
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