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“ミセス”初戦は何も変わらず　上田桃子は「今はゴルフが優先順位の一番上」

＜ニチレイレディス　事前情報◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース（千葉県）◇6550ヤード・パー72＞
自身35回目となる誕生日の15日に入籍を発表した上田桃子が、18日（金）に開幕する「ニチレイレディス」で“ミセス”としての初戦を迎える。
会う選手会う選手から祝福の言葉を送られ、今大会の主催者からは誕生日も兼ねて花束が贈られた。それに対して「うれしいです」と喜びを口にしながらも、「変わったことはないです（笑）」と苦笑い。まだ一緒に住んでおらず、「普段からゴルフの話はしないですし、大会に来る前も特になにか話はしなかった。これからもないと思います」とこれまで通りを強調した。
結婚指輪も「ブシュロンのやつを買いました。値段は私は分からないです（笑）」とすでに持っているが、「結婚指輪ってかっちりするのも恥ずかしいなと。どの指にもできるように少し大きいのにしたので、ゴルフのときはしたり、しなかったりです」と常につけることはないようだ。
女性アスリートにとって結婚とは。上田としてもこれから続く選手たちに見せたい背中がある。「今、若い選手が増えている中で女性アスリートにとって結婚や出産は頭の片隅に“いつかは自分も”とあると思う。私も先輩や後輩がそうなっている姿を見て、“いいな”と思うことが多かった。私も結婚することができてうれしいですし、アスリートとしてだけでなく、女性として幸せになる姿を見せたい」と強い思いを語った。
もちろん「結婚してもゴルフを頑張っている姿を見せたい」という気持ちも。「今はゴルフが優先順位としては一番上。いまの若い選手のレベルの高さを感じている中で、自分がそこにどれだけついていけるか、情熱を持てるか。まだ技術的に向上できるか、練習できる体力があるか。それらをまだまだ頑張れると思っている以上は続けていきたい」。子供についても、「時の流れに身を任せたいなと。35なので考えないといけないところですが、（母親に）なりたいからなるようなものでもないので」と今はゴルフに大きな情熱を注ぐ。
前々週欠場する要因となった首痛も良くなってきた。「先週はその前に練習できなかった分のギャップに苦しんだ。でも、予選で落ちたことで土日に練習できて、いい準備ができた。今はゴルフを頑張るというところに集中出来たらいい」。伴侶を得てもゴルフ愛を貫き、次なる勝利を目指していく。
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