<ニチレイレディス 事前情報◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6550ヤード・パー72>
1988年にツアー制度が施行されてから、いまだ3人しかいない同一大会3連覇。その偉業に鈴木愛が挑む。
鈴木は今大会で18、19年と連覇を達成した。本来であれば昨年3連覇に挑むはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会が中止。1年越しでの挑戦となる。
2度タイトルを手にしているだけあって袖ヶ浦カンツリークラブは「(自身の中で)トップ3に入るくらいイメージは良い」と心が弾む。だが、今年は例年と違うところも。「グリーンのスピードがちょっと出ていないかな。硬さは結構あるんですけど、重いから今までのイメージとちょっと違う」と、今年用にアジャストする必要がありそうだ。
先週の「宮里藍 サントリーレディス」では連覇がかかるも予選落ちを喫した。だが、それも前向きに考えている。「アップダウンのあるコースが続いて疲れていたので、土曜日から火曜日まで4日間休めたのは良い意味でリフレッシュになったし、結構疲れが取れて体も楽になった。ショットも良い感じだから休めて良かった」と好相性の地へ良い状態で入ってこれている。
とくれば、3連覇へ視界良好だ。「最初から“優勝する”と言っても気が重いから、トップ10に入っていれば優勝できるチャンスも増えてくる。そこからさらに上に行けそうだったら狙っていく」とプランもばっちり。これまで多くの記録を塗り替えてきた名手が、いまだ日本勢が果たしていない偉業も達成してみせる。
【同一大会3連覇達成者】※ツアー制施行後
ローラ・デービース(伊藤園レディス、94〜96年)
アニカ・ソレンスタム(ミズノクラシック、01〜05年)※5連覇
申ジエ(ニチレイレディス、14〜16年)
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