<全米オープン 3日目◇19日◇トリーパインズGCサウスC(米カリフォルニア州)◇7652ヤード・パー71>
アンダーパーグループを目指すと話していた大会3日目のムービングデーの追い上げは果たせず。松山英樹は3バーディ・6ボギーの「74」と3つ落とし、トータル6オーバー。メジャー2勝目が遠のいた。
スタート4ホールで6オーバーと悪夢のような展開だった第2ラウンドを振り払う出だしを見せた。1番で8.5メートルを沈めてバーディが先行。ところが3番で3パットボギー。4番ではティショットを曲げてボギー。7番でも3パットボギーと波に乗ることができない。9番パー5ではバーディを奪ったが、12番でも3パットボギー。苦しいラウンドが続いた。
「出だしいいパットが入ってうまくいったんだけど、まあ、3番、4番、5番…、ミスがありながら、よくなりそうでなかなか…。プレーの内容がよくなりそうで流れが悪い。ちょっとずつよくない方向へ行ってしまう」。感覚が悪くない中で、結果が出ない状況に表情を曇らせる。
ストレスが溜まるラウンドとなったが、終盤は松山らしさも見せた。16番、17番とパッティングを逃すもバーディチャンスにはつけた。18番パー5でも2オンに成功し、バーディ締め。一矢報いて1日を終えた。
「あした何かいいきっかけがつかめて、少しでも順位を上げて終われたらいいなと思っています」。上位争いからは離れたが、よくなる兆しは感じている。「マスターズ」チャンピオンとして世界中から注目が集まる松山。このままで終えるわけにはいかない。
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