<JLPGA最終プロテスト 初日◇22日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337ヤード・パー72>
コロナ禍の影響で延期となっていた2020年度「JLPGA最終プロテスト」は初日の競技が終了。6アンダーまで伸ばした上野菜々子、後藤美有のプラチナ世代2人が首位タイと好スタートを切った。
前回涙を飲んだ2人が好スタートを切った一方で、プロのトーナメントでも活躍を見せた岩井姉妹も姉・明愛が2アンダー16位タイ、妹・千怜は1アンダー・24位タイと初めてのプロテストで上々の立ち上がりを見せている。そんな初日を終えて選手たちは何を感じたのか。会場で聞こえてきた、主な声をお届けする。
■上野菜々子(6アンダー・首位タイ)
「ドライバーショットがあまり良くなかったですが、そのなかでスコアはまとめられたのかなと思います。意外と落ち着いてプレーできました。あしたは今日よりもスタートが遅くなると思うし、朝から風も吹いてくる。打っちゃ行けないところに打たないこと。一球一球落ち着いてプレーできれば思います」
■後藤美有(6アンダー・首位タイ)
「きょうはパー5でもったいないパーとかもあったので、内容的には点数をつけるとしたら70点。ロングパットやミドルパットが決まってスコアがまとまってくれた。安定してプレーで危ないところも少なくて楽なゴルフでした。2回目のプロテストだから意識していることはない。目の前の一打に集中することだけを考えながらきょうはプレーしました。まだ3日間ありますし、周りは気にせずに一打に集中して、ゴルフを楽しむというのは変わらない。それが3日間続けばいいかと思います」
■桑木志帆(5アンダー・3位タイ)
「決めなきゃ行けないパーパットやバーディパットが決められた。きょうはノーボギーで回れたので、そこがスコアメイクにつながったと思います。調子はそんなに悪くありません。4日間オーバーパーを打たないようにして、プロテストに合格できればいいと思います」
■小倉彩愛(2アンダー・16位タイ)
「今日はノーボギーでプレーできました。落ち着いていて、いっちゃいけないところにいかなかったのがいいプレーにつながったと思います。ただ、パッティングの距離感が今一つだった。調整して帰りたいですね。あと3日、きょうみたいに安全なゴルフをして、パー5で獲れたらいいかなと思います」
■岩井明愛(2アンダー・16位タイ)
「いい出だしだと思います。(姉妹)二人で通過するのは意識しているけど、今は自分自身に集中しています。まわり関係なくプレーしたいと思います。アンダーで回れてよかったなとは思いますが、まだあと3日間残っているので、安心はできないですし、気を引き締めて明日もがんばっていきたいと思います」
■岩井千怜(1アンダー・24位タイ)
「ショットはあまりグリーンを外すことなく良かったんですけど、バーディパットが1本しか入らなくて。ボギーなしは良かったんですけど、もう少しバーディパットが入ってくれたらなとは思いました。(双子で挑戦ですが?)自分でいっぱいいっぱいです(笑)あすからも今日と変わらずに、戦略、イメージ通りに狙っていきたいです」
■六車日那乃(1アンダー・24位タイ)
「ここにくるまでショットの調子が悪くかったのですが、修正してだいぶ良くなってラウンドできました。悪いなりには良かったと思います。徐々に良くなっていくのかなと思います。初めてのプロテストですが、自分が思ったよりもピリピリしてない。やりやすくはないですが、想像よりは普通にラウンドができたと思います。合格したいという気持ちはありますが、まずは自分のプレーを貫きたい。1打ごとに納得できるショットを打つことが目標です」
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