<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日◇27日◇アトランタ・アスレチックC(米ジョージア州)◇6740ヤード・パー72>
3カ月の米国女子ツアー参戦を終えた渋野日向子。最終日は6バーディ・1ボギーの「67」で回り、スコアをトータル6オーバーから1オーバーまで戻し、最後に意地を見せた。
4月の「ANAインスピレーション」、そして3週前の「全米女子オープン」では予選落ち。3試合目にしてようやく予選を突破したか、前日は悪夢の「10」などもあって上位進出はならなかった。
それでも総仕上げの最終日に圧巻のゴルフ。長い戦いを終えて渋野は何を思ったか。
――振り返って
「3カ月の最後のラウンドだったので、最初から攻めていこうという気持ちで、それを最後まで貫けたのはよかったと思います」
――朝なかなか現れなかった
「PCRの検査を受けないといけなかったので、スタートの45分前にオープンだったので、ちょっと早めに開けてもらって、なんとか30分前には練習ができたんですけど、まあバタバタだったんですけど、それでも出られたことはよかったですし、その中でいいプレーができたのはうれしかったです」
――難しいピンを攻めた
「できる限りの攻めをと思っていたので、それが今日はかなりパーオン率も高かったですし、スタートホールで左ピンの左に行っちゃったのはちょっと自分でもよう頑張ったなという感じですけど、その後も流れを切らさずできたので、逃げずにやってよかったと思います」
――チャンスが続いた
「できればゼロ(イーブンパー)に戻したかった気持ちはあったけど、16番もいい位置につけられましたし、18番も2オンのチャンスだったので、できればバーディ獲りたいとは思っていたんですけど、攻めた結果がこれなので悔いはないです」
――17番(前日4回池に入れて「10」)
「7打縮められてよかったですし、キャディさんも喜んでくれて盛り上げてくれてよかったです」
――声援が後押し
「この1週間はたくさんの日本人の方だけでなく現地の方も応援してくださって本当にうれしかったですし、この2日間はいろいろあったなかでのプレーだったので、本当に声援が後押しになってこういう結果になったと思うので、ギャラリーさんのおかげと言っても過言ではないと思います」
――勇気のいるショットが多かった
「1日目のほうが緊張していたんですけど、予選を通過してしまえば前を向くしかないので、この2日間は攻められたと思いますし、昨日10は打ちましたけど、ぜんぜん悔いはないなと思います」
――1週間を振り返り
「この1週間でいろんなことを経験できたし、ちょっとでも成長するためには必要な経験だったと思いますし、プラスに考えられているので、そのなかでこういう結果を最終日残すことができて、よかったです。4日間戦うことができたので、メジャー3試合目で予選通過できて、最後に自分らしいプレーができたので、この1週間はかなり手ごたえがあります」
――キャディもすばらしいと言っていた
「いなかったら私死んでたくらい本当に助けられたし、今日もめちゃくちゃ盛り上げてくれましたし、昨日は初めましてだったので、ちょっとなかなか話しずらいのはあったけど、しゃべれないけど、すごいコミュニケーションをなんとかとることもできましたし、めちゃくちゃ楽しかったです」
――3カ月が終わり
「悔しいことのほうがたくさんあったんですけど、この1週間の自分を考えると、今までの悔しさがぜんぶ消えていくような感じというか、溜まっていたものが吐き出されたかなという内容のゴルフだったので、今週のようなゴルフができれば、次アメリカに来たときには戦えているんじゃないかと思いますので、よかったところ、悪かったところを復習して、次に向けて頑張りたいなと思います」
――次に向けて
「ボールは10球くらい入れておこうかなと思います。まあまあギリギリだったんで(笑)」
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