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52歳の深堀圭一郎にとって日光は最大のパワースポット!? 6年ぶりトップ10入りに満足

<日本プロゴルフ選手権 最終日◇4日◇日光CC(栃木県)◇7236ヤード・パー72>
今大会の開催コースである日光CCに特別な想いを抱いているのは2003年の「日本オープン」でローアマに輝いた経験がある池田勇太だけではない。その大会を制した深堀圭一郎もその一人だ。「やっぱり、コースに足を踏み入れると当時のことを思い出しますね」と大会前に語っていたが、ビッグタイトルを獲得したことで、自分のゴルフに対して自信を深めたという。
もちろん、18年後の今回も、全力でコースに挑んだ。2日目は予選カットラインが微妙だったが、後半の6番パー4で2打目を直接入れるイーグルを奪い、54位タイで通過。すると決勝ラウンドでは「67」、「68」と2日間で7打伸ばし、トータル7アンダーで9位タイに入る。実に、15年の「RIZAP KBCオーガスタ」以来のトップテン入りだ。
「ラックもありましたし、コースの相性と言いますか、方角がいいんですかね」と照れ笑いを浮かべた深堀。しかし、好成績には明確な理由があった。
「今週からパターと構えを変えたんです。それがよかったんだと思います」。アドレスで突っ張り気味だった左腕を少し曲げて余裕を持たせて構えたことで、両手がスムースに動くようになったという。さらに、パターをオデッセイの『ホワイトホットOG#1W CS』に替えたが、フェースの感触、重さが自分のイメージとピタリ合ったことで、ボールの転がりがよくなった。
パッティングだけではない。レギュラーツアーを離れてからもショットを磨き、体のメンテナンスを続けてきたからこそ、今回は思い通りに近い状態でクラブを振れたという。
「自分がしたいスイングを試合中に1つでも多くできれば、ゴルフをやってて最高の瞬間なんですけど、今週はその瞬間がけっこうありました」と満足げな表情を浮かべた深堀。今年の10月で53歳を迎える深堀だが、若い時と同じようにゴルフに対する熱い情熱は失っていない。(文・山西英希)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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