<ニッポンハムレディスクラシック 事前情報◇7日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6763ヤード・パー72>
大会開幕前日の7日は、年に1度の七夕の日。そこで短冊こそなかったものの出場選手たちに“願い事”を聞いてみた。
地元・北海道出身の小祝さくらは、すでに個人的に短冊に願いを記入済みだったという。その内容は「幸せな人生を送れますように」。ここからさらに充実した時間を過ごしていくつもりだ。その一因になるよう今週は、「地元大会で優勝したいとずっと思っているけど、なかなかうまく成績が残せていな。もう一度狙っていきたい」と、アマチュア時代を含め19度目の出場となる地元大会制覇を目指す。
東京五輪代表に選ばれた稲見萌寧は、2週連続予選落ちからの復調を北の大地ではかる。今季6勝を誇る21歳のお願いは、「ゴルフが上手くなりたい(笑)。そうなれば、五輪でも上位にいけると思うので。全部ゴルフです」と“練習の虫”らしいもの。その願いが聞き入れられ、日本に“金メダル”がもたらされることに期待したい。
今年の折り返しとなる試合前、「なかなか優勝争いができず、苦しい前半戦でした」とこの4カ月を振り返った原英莉花は、「早くコロナが収束しますように。死ぬまでおいしいものがいっぱい食べられますように。今年に限って言えば、笑顔で1年を終えることができますように」の“3本立て”だ。
七夕の思い出について聞かれると、「幼稚園の時に、好きな子がいて、『一緒に帰れますように』って、(短冊に)書いて飾っていました」と“淡い記憶”に思いを巡らせた。ツアー会場では“姫”とも呼ばれる原。昨年の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」以来となる今季3つ目のタイトルに“出会う”ことはできるか?
このほか、古江彩佳は「楽しくいられたらいい。成績がよくなれば一番いいですけど、それは願うことではないかな。自分次第なので頑張りたい」。ディフェンディングチャンピオンのS・ランクン(タイ)は、「ハッピーになれますように。もし2枚目があれば、日本国内でもっと観光できますように、と書きたいです(笑)」。それぞれが楽しそうに願いを込めた。
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