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横峯さくらが出産後復帰3戦目で予選通過 「もっと高いところを目指さなくちゃ…」

＜GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 2日目◇17日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県) ◇6657ヤード・パー72＞
今年2月4日に第一子となる男の子を出産した横峯さくらが、ツアー復帰3戦目で見事予選を通過した。スコアは初日が2アンダー、2日目が1アンダーでトータル3アンダーの35位タイ。
出産時は「体と相談しながら無理をせずに準備を行い、今年の秋頃にはツアーに復帰。また『ママでも優勝』を目標にしていきたい」とコメントした横峯だが、計画よりも早く5月最終週の「リゾートトラストレディス」で復帰を果たした。そして、予選通過も本人の想像以上に早かったようだ。
実は横峯、予選カットラインが70位タイであるのを50位だと思い込んでいたという。それだけに「18番を終えて、率直にうれしかったです」と話し、「もっと高いところを目指さなくちゃいけないけど、今はまず予選を通過することで自信をつけていきたいです。リゾートトラストでは2打足りず予選落ち、2戦目のニッポンハムレディスは1打足りず予選落ち。今週と来週に推薦出場をいただき、試合勘をつかもうと臨んだ大会でした」と続けた。
現在のスイングの状態については、「ショットもパッティングもまだまだ。18ホール同じスイングができていないのが今の課題。同じスイングができてくれば少しでも上に行けると思います」と横峯は言う。
そして、もともと調子がいいときでもスロースターターだっただけに、産後の状態ではなおさらなのだとも。それを助けているのが、キャディを務める夫の森川陽太郎さんだ。陽太郎さんの動きで特に印象的だったのは、グリーン上での横峯とのやり取り。陽太郎さんがラインをまたぎ幾度となく傾斜を確認し、横峯に耳打ちする姿が何度も見られた。
「主人は傾斜を足で確認しますが、私は目で確認。ラインを読むのは実は主人が80パーセントで私は20パーセントも読めていないんです」と、話すほど陽太郎さんに全幅の信頼を寄せる。
明日の最終日は産後初の挑戦。二人三脚と愛息の応援でどこまでスコアを伸ばせるか楽しみだ。（文・河合昌浩）
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