<アムンディ エビアン・チャンピオンシップ 2日目◇23日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
穏やかな天候に恵まれた大会2日目も好調なショットを維持した古江彩佳が4バーディ・1ボギーの「68」で回り、トータル8アンダー・6位の好位置で決勝ラウンドを迎える。
午前8時54分に10番からスタート、前半は快調だった。14番パー3では右奥のピンに左からの傾斜を生かして1メートルにつけてバーディ。15番パー5は逆に傾斜で第3打が戻って伸ばせなかったが、16番はピン右1メートル、17番もピン上1.5メートルにつけると、しっかりとこれを沈めて前半は3つのバーディを奪った。
ところが後半に入ってからはグリーン上で苦戦。2番、3番と惜しいチャンスを生かせず。4番パー4では2メートルを沈めてバーディとしたが、5番パー3ではティショットを右バンカーに入れてボギー。最終9番も4メートルのチャンスがわずかに右に切れ、伸ばしきれなかった。
「ショットがよかったぶん、パッティングをもう少し決めたかった」と31パットのグリーン上に悔しさをみせた。大きくうねる傾斜があるぶん、「読み切るのが難しい」と残り2日も警戒する。
それでも「きょうも落ち着いてプレーできた。アンダーで回れてよかった。キャディのマイクさんとも英語はほとんどしゃべれないけど、結構コミュニケーションがとれているかな」と満足な笑みを浮かべる。
3日目は首位を行くイ・ジョンウン6(韓国)を7打差で追いかける。心配なのは天気。雷雨予報が出ているため、決勝ラウンド初日は悪天候の模様だ。
「ちょっとお天気が怪しいけれど、自分らしいプレーができれば」と相変わらずリラックスした表情で臨む。(文・武川玲子=米国在住)
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