最新ゴルフニュース

「夢を与えることができたと思う」 稲見萌寧が日本ゴルフ史上初のメダル獲得【一問一答】

＜東京五輪ゴルフ競技（女子） 最終日◇7日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県）◇6648ヤード・パー71＞
あと一歩でメダルに届かなかった男子の分まで、稲見萌寧がやり遂げた。最終ホールまで金メダル争いに加わり、ネリー・コルダ（米国）に表彰台のトップは譲ったが、プレーオフの末に銀メダルを獲得。日本ゴルフ史上初のメダルを獲得した。
「五輪に出ること自体がすごいなと思っていました。自分がでるとは思っていなかった」という夢の舞台で、表彰台に上がった稲見。メダリストとして上がった記者会見の言葉をお届けする。
Q.銀メダルと獲って率直な気持ちは？
「日本開催の五輪だったので、日本人としてメダルを獲れたことが一番嬉しかった」
Q.18番では、どんな気持ちでショットを打った？
「セカンドが目玉に入ったのは見えて、そこからちょっと悔いは残りました。昨日のセカンドがオーバーしてしまったので、それが頭をよぎって、フォローで振り切れなくてショートして、バンカーが目玉になったので、どうして振り切れなかったんだろうと悔いは残りました。でも、そこからしっかり状況を見てできた」
Q.18番が終わって、プレーオフに向かうときの気持ちは？
「（金メダルをのがして）ガッカリした気持ちは少なくて、そこでガッカリしても次につながらないので、プレーオフでしっかり、ここまでプレーオフ勝率100％でこれているので、それを貫き通すというのが一番の気持ちだった」
Q.五輪が夢だったというのは？
「五輪に出ることがすごいなと思っていたので、自分がでるとは思っていなかった」
Q.祖父から受け継いだ、「忍耐」という座右の銘について、今日は前半が我慢の展開で後半ラッシュでメダル取ったが、祖父に贈りたい言葉は？
「座右の銘として忍耐という言葉をもらって、シビアなパーパットだったり、実現できているところが多いので、今年は自分なりに頑張っているよと言いたいです」
Q.松山英樹からエールをもらって、それに応えられたのは？
「やっぱり一番はメダルをとれたのが嬉しい。その中でも、銅メダルよりも銀がいいというのもあるので、自分の最終ホールのミスで金のチャンスはなくなったけど、しっかりメダルがとれてよかった」
Q.日本で開催されてメダルがとれたのは、将来のゴルフ界に貢献できたと思うか？
「まだ実感がないけど、でも日本開催で日本人がメダルをとって、私もプロになりたいという子たちが増えてくれると嬉しい」
Q.今日のプレーオフは、メダルが決まっている上で、色を決める戦い。普段とは違う？
「今までよりも楽しめた。メダルは決まっている状態なので、あとは勝つか負けるか。プレーオフは、私の本当に好きな選手でもあるリディア選手とだったので、楽しかった」
Q.日本開催での重圧の中でのメダルは、今後に向けて？
「自分のプレーしているときは、あまり緊張は感じないほうではある。でも日本開催で、この先の私の人生にも名誉なこと。これからゴルフを始めるひとたちに夢を与えることができたと思う。来週から私も（ツアーに）参戦する予定なので、見に来て頂いて応援してくれたら嬉しい。今日は朝から楽しめていたけど、スタート前、右の背中が少しいたくて、色々ケアしてもらいながらやっていた。前半それでなかなかうまくいかなくて、その中でこの位置に来られるというのは考えていなかったけど、後半でパターがかみ合ってくれてよかった」
Q.世界へ挑戦することは？
「現状は考えてはない。とりあえず日本でずっと頑張っていって、永久シードをとりたいのが一番。コロナの状況でなかったら、単発でメジャーなど出させてもらえたらと思う」
Q.17番、中断明けのパターは、どういう心境だった？
「プレッシャーをかけたい思いはなかったけど、スコアをよくしたかったので、決めたかった」
Q.ショット素晴らしいが、小さいときにやっていた練習は？
「一番近くで見ている父によく言われるのは、最初からショットがすべて得意だったので、はじめてクラブを握った時から、空振りせず打てていたので、もともとしょっとが好きで得意だったというのはあります」
<ゴルフ情報ALBA.Net>