5月の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」から米国、そして欧州ツアーに出場していた金谷拓実が19日(木)開幕の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で復帰した。その金谷は約3カ月の海外転戦は驚きばかりだったという。そこで「やばかった欧米ツアー」をコース、選手、その他編の3つに分けて教えてもらった。今回はやばかったコースについて。
■ホールアウト後に思わず「戦えるレベルではなかった」
この質問には、ほかの2つとは異なりスパっと答えた。
「キアワアイランド・オーシャンコースです」
サウスキャロライナ州にある世界一豪華とも言われるゴルフリゾートにあるチャンピオンコースを挙げた。金谷はここで行われた2021年の「全米プロゴルフ選手権」に出場したが、初日に3オーバー・77位タイと出遅れると、2日目にはパー3で「9」を叩くなどまさかの「86」。トータル17オーバーで予選落ちを喫した。
ホールアウト後には「戦えるレベルではなかった」と話すほどの難コースを改めて振り返った。
■改めて振り返り「本当しんどかったっす(笑)」
距離の長さも“ヤバかった”が、何よりもシーサイドコースということで海風が厄介だった。
「距離的に見れば(2打目は)アイアンでも届くかなと思うパー4でも、いざティショットを打って行ってみたら250ヤードくらい残っていましたね。そのくらい風が強かった」
ホールアウトが近づくにつれてさらに猛威を振るった。「あがりの5ホールはずっとアゲインストだった」。ティショットがグリーン左奥に行き、10番の砂地から打った2打目がグリーンをオーバーして池、次の4打目も池ポチャ。6打目で18メートルにつけたが3パットを喫して、パー3で「+6」を打ったのもホールアウト間近の17番ホール。「本当にしんどかったっす(笑)」としみじみ笑った。
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