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田村尚之がプレーオフの劇的イーグルでツアー2勝目！　深堀圭一郎は4位、伊澤利光7位【国内シニア】

＜ファンケルクラシック　最終日◇22日◇裾野カンツリー倶楽部（静岡県）◇7040ヤード・パー72＞
2021年の国内シニアツアー第7戦「ファンケルクラシック」は、プレーオフ1ホール目でイーグルを奪った田村尚之が制し、16年以来のシニアツアー2勝目。優勝賞金1500万円を獲得した。
トップタイで最終日を迎えた田村、伊澤利光、崎山武志、阿原久夫の4人に、7月にシニアツアー初優勝を挙げたばかりの深堀圭一郎と秋葉真一が加わり、サンデーバックナインは誰が勝つかわからない手に汗握る展開に。最終18番パー5でイーグルを奪った秋葉が、トータル10アンダーで先に上がりクラブハウスリーダーとなったが、最終組の田村と阿原が18番でバーディを奪って並び、3人のプレーオフに突入した。
18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目、ティショットを左の林に打ち込んでパーオンに失敗した阿原に対し、秋葉はピンの手前15メートルに2オン。田村は2打目でグリーン奥にこぼしたものの、ピンまで4メートルのパターで狙える位置につけた。阿原はグリーン右からの4打目のアプローチを狙いにいったが惜しくも入らず。秋葉は長いイーグルパットを30センチに寄せてバーディを確定させる。
最後に田村がグリーンカラーからのイーグルパットを沈め、劇的な幕切れとなった。決めた瞬間、田村は飛び跳ねて喜びを表現。20年大会はコロナ禍で中止となり、19年大会ではプラヤド・マークセン（タイ）にプレーオフで敗れた田村が雪辱を果たした。
2位タイは秋葉とツアールーキーの阿原。トップから2打差のトータル8アンダー・4位タイに、深堀圭一郎、崎山武志、原川光則の3人が続いた。
初日、2日目とトップに立ってトーナメントをリードしていた伊澤は、この日は5番、7番と2つのボギーが先行する苦しい展開に。その後、3つのバーディを獲り返して、首位に1打差まで迫ったが、最難関の14番パー4でティショットを池に入れるトラブルでダブルボギーを叩き後退。井戸木鴻樹と並んでトータル7アンダー・7位タイで大会を終えた。それでも伊澤は、今年出場したシニアツアー全5試合ですべてトップ10入りしている。
なお、大会3日間でシニアプロが記録したバーディ数に、20回大会の「20」をかけた数のファンケルのサプリメント『免疫サポート』を静岡県の医療従事者に寄贈されることになっていた。今大会のイーグルを含めたバーディ数は628個。これに20倍した11304個の『免疫サポート』が寄贈される。
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