<ゴルフパートナーpresents 2021年度 全国高等学校ゴルフ選手権大会 女子団体の部 初日◇24日◇サンヒルズCCイーストC(栃木県)>
高校ゴルフの名門校が貫禄の首位スタートを決めた。近年では淺井咲希、古江彩佳、安田祐香、そして今年、国内女子ツアーで初優勝を挙げた堀琴音など多くの女子プロを輩出。在籍部員では4月の「オーガスタナショナル女子アマチュア」を制覇した梶谷翼(3年)ら、女子ゴルフ界をけん引する選手を世に送り出してきた滝川第二高(兵庫県)が、好発進だ。
本大会では2017年、18年に大会連覇。そして、今年も3年ぶりの優勝に王手だ。初日は4人が出場し上位3人のスコアが採用され、5アンダー。なかでも気を吐いたのが2年生の山下アミ。「65」をマークしチームに大きな、大きな貯金をつくった。
「自己ベストなんです」とハニカミながら答える姿からは想像できないビッグスコア。7バーディを量産し、恥ずかしそうに振り返った。
残り2人の採用スコアは湯淺芹(3年)と中島七海(1年)でともに1オーバー。「最終日に優勝を狙える位置でスコアを伸ばそうと話していました」と3年の湯淺。自身は1オーバーで「ハーフ終了時にヤバい」と思ったが、それも団体戦のおもしろさ。後輩の快進撃に救われた。
ポイントゲッターとなった山下は、前半を「ぼちぼちかな」という3アンダーで回り、終わってみれば後半も4バーディ。先週行われた「日本ジュニア」では「パターがぜんぜん入っていなかったのでスッキリしました」というラッシュ。チームを引っ張り、首位スタートに貢献した。
「ひとりずつ伸ばせて、みんなが納得するスコアで回れればいい結果で終われると思います」と最上級生の湯淺。「いつも盛り上げてくれる先輩」と下級生から慕われる先輩を先頭に、チーム一丸となって優勝旗をつかみにかかる!
<ゴルフ情報ALBA.Net>