<ゴルフパートナーpresents 2021年度 全国高校ゴルフ選手権大会 女子個人の部 最終日◇28日◇サンヒルズCCイーストC(栃木県)>
『緑の甲子園』が団体戦、個人戦ともに閉幕した。全国の高校生が栃木県のサンヒルズCCに集結し、熱戦が繰り広げられた。そこで気になる選手がいたので紹介しよう。女子団体伸では2日間トータル8アンダー。個人戦の部でも3位タイに入った日本ウェルネス高1年の馬場咲希だ。
最終日を5バーディまとめ、追い上げをみせた。「10位以内に入れればいいなと思っていましたが、初日終わって4打差だったので、もしかしたら優勝もとは思っていました。60台を出そうと思っていて、でも、自分が伸ばしているからみんなも伸ばしているだろうなと思っていたので、まさかでした」。最終的に2打差まで詰め寄ったことには意外な気持ちと満足感を覚える。
そんな馬場の特徴が175センチという身長だ。まるで海外選手のような雰囲気とでも言おうか。自身も「海外の選手に憧れていて、ネリー・コルダ選手を目指して頑張りたいなと思います」と、ネリーのトレーニング動画を見るなど研究も化させる。東京五輪の金メダリストがいまの目標だ。
平均飛距離は、いまは250、260ヤード。それだけでもじゅうぶんと思ってしまうが、最近は体調を崩し体重も4キロほど減ってしまってのもの。「前は270ヤードほど飛んでいました」と、スケールも大きい。今年の「関東ジュニア選手権」で優勝を果たし、東京都の強化選手にも選ばれるなど、これからが期待される選手だ。
「トレーニングをして、もっと筋肉をつけて体重を増やせば、もっと飛ばせるかな。300ヤード以上飛ばしたいです」と夢は膨らむ。将来的な目標について聞くと、「賞金女王になってみたいな」と笑顔を見せるが、その先には憧れの海外も待っている。まだ1年生の伸び盛り。飛距離もスキルも伸ばして、世界へと羽ばたいていく。(文・高桑均)
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